人はこうして“出禁”になる…様々な出禁体験者たちに出禁になった理由を聞いてみた
「お客さま!それ以上やったら出入り禁止にしますよ!」
かつて、学生街の激安チェーン居酒屋でこんな声を張り上げる店員を見かけたことがあります。当時の客が、お店で何をしたのかまでは知りませんが、少なくとも彼らが店内で迷惑行為や不正行為をしたことは間違いありません。こうしたお客に対しては、お店側が稀に「出入り禁止」の措置を取ることがあります。本来、お金を払ってもらう存在であるお客に対し、このような約束を交わす。そう、「出禁」というのは、お店にとって相当な決断なわけです。
彼らは、一体いかなる理由で出入り禁止に至ったのでしょうか? 今回、しらべぇ編集部は出禁体験者の方の声を集め、彼らが出禁に至った濃いエピソードをいくつか集めてみました。
驚きの体験談の数々、ご紹介します。
■30代男性の場合
「昔、よく行っていたパチンコ屋で、別に悪いことはしていなかったが毎日毎日たくさんコインを出していたら『もう来ないでください』と言われた。どうやら店側は問題視していなかったみたいだけど、常連のおじさんたちが私が毎日勝っているのを面白く思わなかったみたいで苦情が出たらしい」
出入り禁止は、お店だけが決めるわけではないということですね。おじさんたちの嫉妬が、その店への入店の可否を決定づけるなんて、つくづく理不尽な話です。
■50代男性の場合
「(居酒屋の)店の女の子を連れて帰った」
まるで、テーブル上で余った料理をパックに詰め込んで自宅へ持ち帰りしているかのような、そんな軽い感覚。出禁にしたお店のオーナーのお気持ちも十分わかります。
■20代男性の場合
「大学のサークル合宿で、ある島の民宿に行きました。貸し切り宿の大浴場でメンバーのひとりが大便を漏らしてしまい、風呂の栓が詰まって風呂場がガス爆発。結果、その島自体が出入り禁止になりました」
お店ではなく、エリア全体から出禁を食らうのはかなりの痛手でしょう。特に大学の大規模サークルなどは、毎年同じ施設を利用している場合が多いので、店選びからスタートしなければならないなど、その手間は想像以上です。
ここまでは、すべてお店におけるエピソードですが、なかにはこんな「出禁」体験談も。
■60代男性の場合
「夫の姉からお盆のあいさつに来るなと言われた」
そうです。親戚関係においても、出入り禁止ってあるんですよね。
このように、出入り禁止といってもその理由はさまざま。ルールとマナーを守って楽しく遊ぶことができれば、どこでも出入りできるような信頼を周囲から獲得できます。何事も、バランスが大事と言えそうですね。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年7月22日(火)~7月25日(金)
対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名より抽出
(文/しらべぇ編集部)