体しゃっきり、二日酔いにきくラーメンTOP3 ラーメンは二日酔いの敵じゃない!

2014/09/09 09:00

目覚ましの音とともに、後悔がやってくる。寝転がっていてもアタマがガンガン、起きたら天地がひっくり返る。今日は1日フトンでゆっくり…といきたくても、会議やアポイントが目白押し。歯を食いしばって会社に向かう。それがサラリーマンという生き物だ。

誰しも経験したことがあるだろう「二日酔い」。だが大丈夫、我々にはラーメンがある。「二日酔いにラーメン!? 食うなら飲んだシメだろ!」とお思いだろうが、否! 糖質を補給し、体をガツン!と叩き起こすラーメンは、“二日酔い明け”にこそ最強。今日はそんな、「体が目覚めるラーメン」ベスト3をご紹介しよう。

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第3位:銀座「篝」(かがり)/煮干醤油SOBA

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昨年開店してあっと言う間に行列店となり、銀座ラーメンランキングのトップに踊りでた有名店。鶏白湯ブームはあったにせよ、本物の実力あってこその結果と言える。名物は“鶏白湯SOBA”だが、二日酔いの朝は敢えてもうひとつのスープ、「煮干醤油SOBA」を推したい。

煮干の香りがガツンとくるが、口に含むとエグさは皆無。気持ち悪さの残る口を開き、胃への道をつくってくれるようだ。添えられたフライドオニオンオイルの香ばしさが食欲を増進させ、具のタケノコや牛チャーシューによる気持ちいい歯ごたえも箸を進めさせる。

■住所: 東京都中央区銀座4‐4‐1 銀座Aビル1F
営業時間:11:00~15:30/17:30~21:00

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第2位:築地場外市場「井上」/中華そば

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いやいやとにかく軽いのが…という方には築地場外「井上」の中華そばがオススメ。メディアの築地特集では常に取り上げられる有名店で、早朝から昼すぎまで常に行列のできる立ち食いラーメン。店主とその息子さんの美しい流れ作業、ひたすらに麺を茹で、あげ、具を切り、スープを注ぎ、完成されていく何杯ものラーメンを見るのも楽しい。

誤解を恐れず言えば、この店はそこまで旨くはない。麺はやわらかく、スープもうまみ調味料の味が強い。だが、そのアッサリとした軽さは、築地で朝から働く人たちのために朝食として完成された味わい。開店時間が早いので、まさに二日酔いの朝食にもぴったり。弱った胃にもスルリと流れこむだろう。

■住所:東京都中央区築地4‐9‐16
営業時間:4:30~13:30

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第1位:赤坂「榮林」/元祖酸辣湯麺

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筆者の「ベストオブ二日酔いラーメン」がこちら。「赤坂と言えば」というくらいの有名店で、最近は日清からカップラーメンとしても発売され、全国区の味になったと言っていい(こちらもなかなかの完成度だ)。酸辣湯麺も以前に比べるとメジャーになり、出す店が増えたが、元祖は50年を超えるこの老舗のまかない料理だったとか。

そして他店とはちがう元祖の深みは、そのバランス。ただ酸っぱいだけではない、ただ辛いだけでもない。とろみあるスープの奥に隠された、鶏ガラを始めとするさまざまな滋味が、アルコールに疲れた体を芯から癒してくれるかにすら思える。

■住所:東京都港区赤坂3‐16‐2
営業時間:11:30~14:00/17:30~21:00

二日酔いの本当の辛さは、その状態を引きずったまま仕事に、ときには新たな宴席に向かわなければならないところにある。胃腸薬のような癒やしももちろん効果的だが、戦い続けるのがサラリーマンの宿命。ガソリン、いやカンフル剤としてラーメンを啜ろう。そして次なる戦場へ向かおう、ご同輩よ。

(取材・文/しらべぇラーメン取材班・ドラゴン=サン

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