「早起きは三文の得」の三文って何円なの?「一寸先は闇」はマジヤバなことも判明

2014/09/22 12:00

hayaoki

もうすぐやってくる冬…。寒くなってくると、布団から出るのが億劫になってしまう人は少なくないでしょう。朝起きることが苦手な人にとって、つらい季節が近づいてきていますね。「早起きは三文の得」ということわざを知ってはいても、実際には強い意志を持って早起きすることはなかなか難しいものです。

ところで、「三文」とは現代の金額にするといくらになるのでしょうか? 具体的な例えとしてお金に換算してみれば、少しは早起きの価値というものが実感できるのではないかと思い、調べてみました。

「文」というお金の単位は、昔の日本で長く使われていました。その間で価値の変化はあると思いますが、使われていたある時期のそばの値段が1杯16文だったそうなので、現在のそばを1杯400円前後と考えると、「1文=25円」程度。

他にも諸説あり、現在のそばの値段を500円~600円程度と少し高めの基準で考えると「1文=32~38円」くらいになるのではとも言われています。このように、価値の変動によって明確な金額は定まらないようなので、今回は仮に「1文=30円」とします。

そうすると「3文=90円」。1日早起きして90円。この数字を使ってさらに計算すると、「1ヶ月で2700円」「1年で32850円」。1年間で見るとちょっと心が動きそうになる金額かもしれませんが、毎日早く起きるという条件を考えると、どのような印象を受けるでしょうか?

そこで、この金額換算結果を見てどう思うのか、20代から40代の知人から意見を集めてみたので、一部を紹介したいと思います。

「90円しかもらえないなら、寝ます!むしろ、500円くらいまでなら逆に払ってでも寝る」(20代男性)
「年間で3万以上って考えるとちょっと頑張るかもしれません。でも1日90円と言われると…」(30代女性)
「朝早く起きて100円の朝マックが10円になるって考えるといいかも…」(30代男性)
「私は、500円くらいの金額になると思っていました。90円とは…」(40代女性)

考え方は人それぞれのようですが、「早起きは1日90円の得」というポイントに対しては、その程度なのか!という印象を受ける人が多いということがうかがえました。当たり前ですが、ことわざはあくまで例えであり、金額うんぬんではなく、「早起きは健康に良い、何か良いことがあるものだ」という意味が込められています。

近頃は朝活が行われたり、朝は作業効率が上がるという研究結果が出ていたりと、「朝の時間」の価値は上がってきているような風潮があります。そのことから考えると、早起きの価値を例える金額を「三文」からベースアップしていいのかもしれません。イメージとしては、「早起きは1000円の得」くらいでしょうか?

ちなみにもうひとつ、昔の単位が使われていることわざで、「一寸先は闇」というものがあります。こちらについても、「一寸」とは何センチなのかを調べてみたところ、「約 30.303 mm」、つまり約3.03cmでした。

筆者は、このことわざに出てくる「闇」まではあと2歩くらい(1.5mくらい)余裕があるというイメージを持っていましたが、実際は3cm! 崖でいうならば、もうパラパラと足元の小石が落ちていくほどギリギリなのだということがわかりました。改めて、日々気を引き締めていこうと思った次第です。

(文/しらべぇ編集部・八木彩香

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