【コラム】がんばれ、ドムドムバーガー!ドムドムの特徴をあるある7つで紹介

2014/09/30 15:00

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「ドムドムハンバーガー」がピンチである。一時は「ダイエー」の店内を中心に400店舗を展開させていたものの、次々に閉店。気がつけば82店舗にまで減っている。「ダイエー」の屋号も消えることとなり、今後が心配だ。生まれて初めて食べたハンバーガーが「ドムドムバーガー」だった私として、応援の意味を込めて“ドムドムバーガーあるある”を紹介したい。

●イメージあるある
:日本最初のハンバーガーチェーンは「ドムドム」なのに、ほとんどの人に「マクドナルド」だと思われている

「ドムドム」は、1970年1月に東京都町田市の「原町田ショッパーズプラザ」(既に解体)にオープン。「マクドナルド」1号店は71年7月2日にオープンした。これは放送開始初期の『トリビアの泉』(フジテレビ)でも取り上げられ、「75へぇ」を獲得した。ちなみに、開業当時のハンバーガーの値段は1個60円。※現在は190円。

●存在感あるある
:他のチェーン店と比べると、地味

「好きなハンバーガーチェーンは?」と聞かれて、「ドムドム」のファンではない限り、お店の名前が挙がってこないのも事実。「マクドナ○ド」「ロッテリ○」「ファーストキッチ○」「モスバーガ○」「フレッシュネスバーガ○」の名前は出てきても、残念ながら「ドムドム」はイマイチ印象が薄いようだ。逆に「ドムドムバーガー」と即座に答えた人とは、一生仲良くなれそうである。

●メニューあるある
:メニューが独特すぎる

「お好み焼きバーガー」「チキンクリームシチューバーガー」「ギョウザバーガー」など、他のハンバーガーチェーンならば企画段階で尻込みしそうなメニューにも挑戦。中でも「お好み焼きバーガー」は、豚玉、チーズ玉、ミックスなど種類も豊富だった。2010年、開業40周年記念として期間限定で復活。若干マヨネーズの存在感が大きいものの、かつおぶしの風味もあってたまらない味であった。

●ドムドム公式サイトあるある
:なぜかホームページの「店舗情報」の欄だけちょっと古い

「ドムドム」のサイトには、メニュー紹介や最新のお得情報など、ひと通りのことは掲載されている。だが、ひとつ気になるのが「店舗情報」のページ。未だに「各店舗の情報はi‐modeのページからご覧頂けます」との記述があるのだ。「i-modeって何?」という小中学生のためにも、ここはなんとかしてほしいところ。

●ダイエーあるある
:ダイエーのフロア案内に「ドムドム」が載ってなくて、「つぶれたのか」と焦る

なぜかダイエーの店舗案内に「ドムドム」が書かれていないことがある。例えば、「ドムドムハンバーガー・ダイエー碑文谷店」の場合、お店は7階のフードコートにあるものの、店内の案内板に載っていない。初めてドムドムを求めてダイエーを訪れた時、公式サイトで事前に確認していたものの「まさか、つぶれたのか」と一瞬焦った。その分、お店を発見した時は小躍りをしたい気分になったのである。

●店舗あるある
:他のチェーン店が閉店しても何も思わないが、近所の「ドムドム」が閉店するとさみしい

なにしろ1つの県につき1~2店舗しかないため、店がつぶれると食べに行くのが困難になる。「マクド○ルド」のように、つぶれても隣りの街にある訳ではなく、隣りの県まで食べに行かないといけなくなる可能性が高い。もはや「ドムドム」は、絶滅危惧種級の貴重なハンバーガーなのだ。なんとかして保護したいところ。

●スローガンあるある
:改めてスローガンを読むと、胸にグッとくるものがある

メニュー表に書かれてある「ドムドム」のスローガンに「お客様に愛されて40年 ドムドムハンバーガー。これからも旨さに挑戦します」「ドムドムだったらうまくいく」「もっとおいしい笑顔になります」といったものがある。

しかし、店舗数が減っている「ドムドム」の今の状況を頭に入れて改めて読むと、会社側は「お客様に愛されて40年、ドムドムハンバーガー。これからもドムドムが残れるように挑戦します」とか「ドムドムだったら(ダイエーの屋号が消滅しても)うまくいく」との思いかもしれないし、ファンとしては「(店舗がつぶれないで残ってくれると)もっとおいしい笑顔になります」という思いだ。

いずれにしても、頑張れ!ドムドムバーガー。これから、ダイエー碑文谷店に食べに行ってきます。

※写真は月見つくねバーガー(期間限定)

(文/やきそばかおる

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