テレビの前にスタンバイ!最初から観ようと思って通販番組を観ている人は○.○%!

2014/10/29 09:00

しらべぇ1029通販

無目的に深夜まで起きていると、つけっ放しにしていたテレビからやけにテンションの高いナレーションが聞こえてくることがあります。

「およそ90%の人たちが効果を実感!いま話題のダイエットマシーン!!」

「現代人が抱えるストレスの要因は栄養の偏りや運動不足、さまざまです…そこでっ!」

そう、通販番組が始まった証拠ですよね。すでに鍛え上げ終わったたくましい肉体を持つ外国人モデルが最新のダイエット器具を紹介するものや、往年のタレントがスタジオに集まり、紹介される商品のひとつひとつに普段の1.8倍ほどのエネルギーを使い全力でリアクションする様子は「通販あるある」として世に広く知られていることと思います。

さて、大半の人にとっては偶然目に入ったに過ぎないと思われる通販番組ですが、これらはテレビ番組表に組み込まれたれっきとした「番組」であることを忘れてはなりません。出演者や放送時間が明確に決まっている点で、サッカーの生中継やお笑い番組を観るようなつもりで通販番組を観るためにテレビの前にスタンバイしている人がいても決しておかしくはないのです。

そこで、こんな質問をしてみました。

【質問】
「最初から観ようと思って、通販番組を観ている」と答えた人の割合

しらべぇ1029通販2

最初から観ようと思っている:8.3%
最初から観ようと思っていない:91.7%

【男女別】
「最初から観ようと思って、通販番組を観ている」と答えた人の割合

しらべぇ1029通販3

男性:9.7%
女性:6.9%

男性の約10人に1人は計画的に通販番組を見ているようです。男性の結果を年代別に見てみると、さらにはっきりした傾向を見ることができました。

【男性年代別】
「最初から観ようと思って、通販番組を観ている」と答えた人の割合

しらべぇ1029通販4

【男性年代別】
20代14.7%
30代9.3%
40代10.0%
50代7.3%
60代7.3%

「最初から観ようと思っている」と答えた人の割合は少ないものの、他の年代に比べて20代男性の高さが目立ちますね。若者は通販番組が流されやすい深夜まで起きている人たちが多いから、ということでしょうか。その理由について、20代男性からのコメントをいくつかご紹介します。

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「尺の長さの勘が身につく」「目覚まし時計として」「出演者を自分と重ね合わせて」

学生時代、夜型生活をしていたとき。最初はたまたま見ていたのだが、ある時期から通販を見ないと寝れなくなった。翌日、友人と通販番組ネタで話が合うことも少なくない(20代会社員)

現在大学生だが、午前中の授業をサボって家で寝ていることが多い。あえてテレビをつけっ放しにしておくことで、流暢な長崎弁で家電を紹介する社長の通販番組で目を覚ますことができる。3度寝はさすがにマズいので、目覚まし時計としての通販番組にはかなり助けてもらっている(20代大学生)

無職だったとき。かつて有名アイドルグループのメンバーだった男性が通販番組で一生懸命仕事をしている様を見て、何もしていない自分はなんてふがいない存在だろうと思い、自己嫌悪に陥った。彼を自分と重ね合わせるようにして応援するつもりで見ていたらハマっていました(20代無職)

慣れてくるとそろそろ3ループ目、というように尺の長さの勘が研ぎすまされていく(20代大学院生)

通販番組が織り成す独自のリズムとテンションが、一部の人にとっては「ハマる」要因となっているのでしょうか。たまたま観た、となりがちな通販番組ですが、作り手の思いが込められたコンテンツとして真っ正面に捉えれば、自分が商品を買うか買わないかは別にしても楽しめるのかもしれません。最近めっきり通販番組を見かけなくなったという方は、久々に夜更かししてテレビの前に座ってみるのも悪くないのかもしれません。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
※画像は「ジャパネットたかた」公式ホームページのスクリーンショットです

(文/しらべぇ編集部


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