おごったフリして後日請求…今や定番な「合コン後のLINEグループ」で思わぬ罠

2014/12/04 06:00

合コンにおいて、突然あらたまりかしこまった空気が流れる瞬間…といえば、連絡先交換を切り出す時です。しかし、メッセージアプリ「LINE」の登場によって、昨今その独特の空気が消え始めているのをご存知ですか?

最近の“合コンにおける連絡先交換”のトレンドはこうです。会の終盤、男性女性の幹事のいずれか(主に、男性幹事の場合が多い)が、「じゃあみなさん、後でLINEのグループ招待するんで、参加してください」と言います。そして、男女の幹事を通じて参加者の全員がグループに招待され、そこで「今日はありがとうございました!」「また飲みましょう!」といったやり取りが交わされます。

グループからピックアップして個人宛にメッセージを送ることが可能なので、そこから個人的に発展していくかどうかはそれぞれ次第。とりあえず、LINEのグループを通して連絡手段を確保できるというわけですね。

しかしこの方法、女性にとってはあまり評判がよろしくないもよう。理由は、想像しやすいように、「LINEの連絡先をあまり教えたくない人にも教えなきゃいけないことになるから…」というのが主なのですが、それ以外にも、以下のような理由が聞かれました…。

28歳、広告代理店勤務の女性・Yさんの声です。

「この合コン後LINEグループ招待制になってから既に何回かあったんですけど、後日そのグループで男性の幹事から会費の請求が送られてくることがあるんです。『振り込んでください』って…」

なるほど、全員に連絡を取ることができるというわけで、そんな使われ方もするんですね。Yさんを含め、複数の女性に実際に見せてもらった請求の具体的な文面パターンは、こんな感じです。

●みなさま、清算のご連絡です。女性は1人4000円お願いします。男子は今日メールした金額を手渡しor振込お願いします。

●忘れられちゃうパターン多いので、11月中を目途にみなさん受け渡し完了させましょう。振込でも直接でもどっちでもいいですよ!

●1次会払ったのは僕で、2次会払ったのは〇〇なので、別々にそれぞれ振り込んでください。以下、それぞれの口座と金額です。

そしてさらに、個人的に送ってくるパターンもあるそう。

●さっきグループでも送りましたが、振り込み、お願いします!

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(※画像は、実際のLINEの文面を編集部で再現したものです)

このような会費請求に対し、なぜ女性陣が腹を立てているのかというと、「その時は奢った感じになるから」だそうです。

「お会計の時に集めてくれればいいのに、その時は何も言われないんですよね。だから、『あ、奢ってくれたんだ…』と思って、その時は『ごちそうさまです』って言うじゃないですか。でも後日、これですよ。私たちが終電前に帰ったから金取ってやろうと思ったのかもしれないけど、銀行に行くのもめんどくさいし、振込手数料だってかかるし、もう最悪です」(Yさん)

そして、別の女性・Aさん(27歳)は言います。

「請求きてビックリして、『お給料が入ったら払いますね』って言ったら、それから数日ごとに定期的に『そろそろ振り込める?』って連絡きて、結局取り立てから逃げられませんでした(笑)ムカついたのは、『最初は5000円でいいかなって思ったけど、なかなか振り込まれないから金額を割り勘の額にしますね。6000円でお願いします』って送られてきたこと。ドン引きです。かっこ悪すぎる…」

聞けば、ここで挙がっている男性陣は、財閥系の不動産会社や商社に勤めているそう…。お金は持っているのですが、お店選びが非常識らしく、銀座方面の高級レストランバーや港区方面の個室カラオケで大酒を飲み、カードで支払うとのこと。後日、お金を使いすぎたことにビックリするのか、請求してくるそうです。

変わり続ける合コン事情。そもそも、1回会っただけの女性に口座を堂々と教えてしまうなんて、賢明なみなさんからすれば信じがたい話ではないでしょうか。

(文/しらべぇ編集部

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