「VAPING OK」ってどういう意味? 東京・鶯谷の電子たばこが試せるバーを訪れてみた

2014/12/12 11:30

いま海外では、「電子たばこ」がアツいらしい。今年の春にニューヨークに電子たばこ専門バーが開店したことが話題になり、また、英語版の流行語大賞とも言える、オックスフォード大学による「ワード・オブ・ザ・イヤー」では、電子たばこを意味する英単語「VAPE」が選ばれている

そこで、しらべぇ編集部では、日本では知名度はまだまだ低い電子たばこを試せるバーが鶯谷にあることを発見。早速、取材に行ってみた。

駅からほど近くにあるその店の名は「sake&wine GENKI」。店構えからは取り立てて電子たばこの雰囲気は伝わってこない。vape_bar_sirabee


しかし、店への階段を昇る途中には、こんなステッカーが。

「NO SMOKING  VAPING OK」

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入ってみると、カウンターのみの店内は全席禁煙で、席で吸ってもよいのは電子たばこだけ。たばこは2つある換気扇の下でのみ吸えるシステムとなっている。お酒のボトルが並ぶ隣には、数種類の電子たばこも。

オーナーの岡野厳樹さんに話を聞いてみた。

-こちらのバーでは、電子たばこをお試しさせていただけると聞いたのですが?

電子たばこ、ベイプには「リキッドタイプ」「タブレットタイプ」があるのですが、うちでは「リキッドタイプ」を取り扱っています。常連さんは、自分のベイプを持っている人が多いですが、初心者の方には僕のを試してもらうことも。様々なフレイバーのリキッドも置いているので、面白いですよ。

-こういったお店をはじめたきっかけは?

2013年の8月にオープンした時は分煙にしていました。その後、店で働いていたオーストラリア人が「電子たばこがいま海外で流行っている」と教えてくれたことがきっかけでいろいろ調べるうちに、「これは奥が深い」とのめり込んでいって。たばこに比べて煙のイヤな臭いがしないので、全席で楽しんでいただけるようにしました。

-電子たばこの魅力は?

ベイプ本体とリキッドの組み合わせで、無限のパターンの味を楽しめることだと思います。

本体には、メカニック的な奥の深さがあります。たくさんのメーカーから発売されていますが、選ぶときには「ボルト(電圧)」を見ることが重要。電圧が高いものは温度が上がりやすいので、たばこに近い焦げた感じの煙になります。一方でフルーティーなリキッドを楽しみたい人には不向きです。

リキッドも非常に多くの種類があるのですが、混ぜあわせてオリジナルのフレイバーを作るといった、カクテルのような楽しみ方ができるのが大きな魅力ですね。

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-電子たばこは日本でも流行っていきますか?

まだまだ認知は低いと思います。それでも鶯谷近辺は専門店がいくつかあるためか、居酒屋などでも電子たばこを楽しんでいる方を見かけることが多いですね。電子たばこを通じて、鶯谷がもっと若い人が遊びに来る街になるような文化を発信していきたいと考えています。

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この店は「席ではたばこはNG、電子たばこはOK」という形態をとっている。まだ日本では電子たばこの認知は高くないが、今後普及するにつれ、こういう店はこれから日本でも増えていくのではないだろうか。このマークには今後要チェックだ。

(取材・文/しらべぇ編集部

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