【法律コラム】「リベンジポルノ」はどんな罪に? 女子大生の6割が撮らせている?!


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Photo by Robert McDonald

近年被害が増加しているリベンジポルノ。リベンジポルノとは、一般的に、復讐目的で、(元)配偶者や(元)恋人などの裸の写真や動画などをインターネット上に流出させる行為のことをいいます。これは社会問題になっていますね。

 

なぜ写真を撮らせるのか?

そもそもなぜ裸の写真を撮らせるのでしょうか?今回、某お嬢様大学の女子大生たちにインタビューをした結果、衝撃の事実が判明しました。

Q.なぜ写真を撮らせるのですか?

女子大生A
え~「撮りたい」と言われたからですね。まぁ、そのときは盛り上がっているし、そもそも悪いことだと思わなかったので。いいかなと(笑)。それに付き合っていますし。

Q.今まで何人くらいに撮らせましたか?

女子大生B
2人かな。

Q.周りでどのくらいの子が写真を撮らせている?

女子大生A
意外と多いですね。女子会でもそういった話になると、みんな意外に撮らせていて、周りの「6割から7割くらい」は撮らせているようですね。みんなあまり気にしていないようですよ。

女子大生B
私の周りでも6割くらいは経験があるんじゃないかな。

しらべぇ1227リベンジポルノ

Q.周りで実際に脅された人はいますか?

女子大生B
彼氏に別れようと言ったら、「ばら撒いて良いの?」と言われて、結果的に別れられなかったことも・・・

Q.流出の危険性等は考えない?

女子大生A
う~ん、別れたら不安になるかな。でも、そこまで危機感を感じていないですね。それに、流出しても、顔さえ写ってなければギリギリセーフかな。そもそも私が付き合う方は、そういうことをしないと思いますので。

インタビューをしてわかりましたが、自分の裸を撮らせることに対する危機意識が低いようですね。

 

リベンジポルノはどのような犯罪になる?

では、リベンジポルノはどうような犯罪になるのでしょうか?いろいろな犯罪に該当する可能性がありますが、そもそも、このリベンジポルノを直接規制する法律があります。それが、「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」。

 

「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」とは?

この法律は、平成26年11月27日に施行されたばかりの新しい法律です。

この法律では、リベンジポルノ(第三者が、撮影対象者を特定することができる方法で、ネットなどを通じて性的な画像等を不特定多数の者に提供等)をした場合、「三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する」としています。また、LINEなどで拡散目的で特定の少数者に提供した場合にも罰則が科せられるようになりました。

 

その他にはどのような犯罪に?

・名誉棄損

法律上、公然と人の名誉を毀損した場合、名誉毀損罪という犯罪になります。彼女の裸の写真をばら撒く行為は、名誉を毀損する行為といえるため、名誉毀損になる可能性があります。

・わいせつ物陳列罪

法律上、わいせつな映像等を、不特定または多くの人が認識できる状態にした場合には、わいせつ物陳列罪という犯罪になります。そのため、公開された写真や動画に性器の露出等があった場合には、わいせつ物陳列罪になるでしょう。

ストーカー規制法

また、リベンジポルノとは、相手方への想いが恨みに変わってされるものであるため、ストーカー規制法違反になる可能性もありますね。

その他

そして、「裸の写真をばら撒くぞ!」と脅した場合には、脅迫罪が成立する可能性もありますね。その他にも、写っている人が18歳未満だった場合は、性器の露出がない“ただの裸”だったとしても、児童ポルノとして犯罪となります。

自分が愛した女性のヌード写真等をネットにばら撒くなんて、非常に卑劣な行為といえますね。どのような理由があっても絶対にしてはいけない行為です。そして、何より大事なのは、裸を撮りたいと求められても応じず、「撮らせない」ということです!

(文/弁護士・佐藤大和