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【法律コラム】最近のOLのセクハラ事情 どんな手口が? 増えている逆セクハラも

コラム

しらべぇ0131セクハラ先日、某大手会社に勤務していた元従業員の女性が、ある男性従業員からセクハラを受け、その結果、退職に追い込まれたとして、同社が女性に対して、解決金として1300万円を支払うなどの内容で和解をしたというニュースがありました。

さて、この「セクハラ」問題。なかなか減ることがありませんね。今回は最近のOLのセクハラ事情について調査をしてみました。

 

1. 今も昔も変わらない手口

食事やデートに誘い、挙句の果てにホテルに行こうとしつこく誘ってくる。

「今も昔も手口は一緒ですね」というAさん。Aさんの場合、会社の帰りに上司にデートに誘われ、仕方がなくデートに。そして、なんと終電の間際に肩を抱いて、「眠いから、泊まって行こう」と。

確かに昔からある手口ですね。もちろん、これも十分にセクハラに該当する可能性がある行為でしょう。

 

2. LINEを使っての手口

性的な内容のLINEを送ってくる。

「最近はLINEでのセクハラも多いですよね」というBさん。Bさんの場合、上司から、毎日のように「○○さん、かわいいね」とか「今日はどうしてるの?」というLINEが。また、夜中の11時頃に「○○さんの家の近くで、今から、飲みに行こうよ」とあたかも女性の家に泊まることを前提にLINEやメールをしてくるケースも。

こうした間接的な言動も、やはり、受けた側次第では、十分にセクハラに該当する可能性があるといえますね。

 

3. 逆セクハラの被害も?被害者は女性だけじゃない!

男性がセクハラの被害者に。

「う~ん、最近は、逆セクハラもみますよ~!」というCさん。Cさんの職場では、どうやら、女性が男性に対して、「男のくせにひ弱だね~」とか「女子っぽくて、男らしさを感じない」といった発言もあるようですね。

さらには「○○くんって、大きそうだよね。」「○○くんって、絶対女性経験ないよね~」などと、あえてその男性に聞こえる形で、女性間で言うことも・・・・。もちろん、こういった女性から男性の発言ももちろんセクハラになりえます。

 

4. 法的責任について

ところで、セクハラが実際に行われた場合、法的にはどうなるのでしょうか?まずは、セクハラをした本人、そして会社が損害賠償の責任を負う場合があります。

また、セクハラのなかでも、特に卑劣な行為には、強制わいせつ罪等の犯罪になる可能性や、その他にも、場合によっては、名誉毀損罪の犯罪になる場合もあるため要注意。

 

5. セクハラの損害賠償額は?

では、セクハラの損害賠償額はどのくらいになるのでしょうか?様々な裁判例をみますと、「セクハラ訴訟」においては、損害賠償額は、数十万円から、高くても数百万円の範囲にとどまっていることが多いといえます。

確かに、近年、損害賠償額は上がりつつあるという印象があります。でも、コラム冒頭のニュースのように、「1300万円」という和解額は、かなりの高額でしょう。この「1300万円」の和解額には、慰謝料だけではなく、退職したことによる損害等も含まれているのだと思います。

 

終わりに

さて、どのような職場やコミュニティーであっても、その人間関係を良好に保つためには、ときに雑談がてら「ちょっとつっこんだ」話をしたりするのも大事だと思います。でも、時にそれは人の心を傷つけることもあるため、ある程度の節度も大事にして欲しいですね。

(文/弁護士・佐藤大和

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