外出先で温水洗浄便座を使用する人はわずか39.1%!使わない理由は清潔じゃなさそう…

2015/02/10 10:00

しらべぇ0210トイレ

洋式トイレについている洗浄機能がついた機械の呼び方は、「ウォシュレット」というのが一般的かもしれませんが、実はこれはTOTOの商品名。正確には「温水洗浄便座」といいます。ちなみにリクシルでは「シャワートイレ」と呼んでいますね。紛らわしいのですがこのコラムでは正確さを出すため「温水洗浄便座」とちゃんと呼ぶことにします。

温水洗浄便座の魅力は語りだしたらキリがありません。一回味わうと「もうお湯で洗わないと気持ち悪い!」そんな人も多いかと思います。特に、痔を持っている「痔主」の方は温水洗浄便座があるトイレを探し回るほどだと聞いています。それほど我々の生活に密着し、欠かせないものになりました。

一般家庭への普及率も7割を超えたと言われています。そこで、今回は「外出先で温水洗浄便座を使用する人」を調査してみました。

外出先で温水洗浄便座を使用する人
はい:39.1%
いいえ:60.1%

外出先で使用する人はわずか39.1%です! 性別で数字を見ると男性が47.1%とほぼ半数、女性だと32.8%とその数字は更に下がります。

さて、その理由は一体なんでしょうか? 一言でいうと「清潔じゃなさそう」ということでしょう。「誰が使ったかもわからないノズルで大切なお尻を洗えない!!」これにつきると思います。

僕は「トイレクリーンマイスター」という資格を持っていて、トイレ専門の清掃業者に出入りしています。(一応書いておきますがお笑い芸人です)。依頼があった際に民間のビルのトイレ掃除などをすることがあります。

半年に一回、一年に一回などトイレだけを専門的にびっしり掃除してほしいというお仕事があるんですね。日常清掃はビルメンテナンスの方が担当しているところが多いようですが。

ビルのトイレや公衆トイレを日常的に清掃している方で、温水洗浄便座を正確に洗えている人はかなり稀だと思います。特に、ビルメンテナンスのおばちゃんが掃除するのはせいぜい目に見えている便器のまわりだけです。トイレ掃除の正確な掃除方法は、意外にもそういった方にうまく伝わってないことが多いのも事実です。

もちろん、メーカーさんの技術が結集した洗浄便座なので基本的には抗菌で汚れもつきにくく、ノズル自体も綺麗にセルフクリーニングされているものが多いです。しかしながら多数の使用があった場合、ノーメンテナンスでいいわけではありませんし、不測の事態はあるものです。

そんな私から言えることは「外出先の温水洗浄便座の使用は、しっかり清掃が入っているか、もしくはノズルを一回拭いてから」にしましょう。物によりますが「ノズルクリーニング」なんてボタンがあったら押して自分でトイレットペーパーで拭いてあげましょう。(※ボタンがない場合でもノズルは基本引き出せば出てきますので)

また、使用する外出先のトイレにちゃんとメンテナンス入っているかどうかわかりやすいチェックポイントをお伝えします。それは、「トイレットペーパーのストックを見ること」です!

というのは、トイレットペーパーが山積みにされていたり、業務用の太いトイレットペーパーを使用しているところは、メンテナンス頻度が低いと考えていいと思います。それだけペーパーを置いていくということは、次回担当者が来るまで間が空くという証拠だからです。

逆にいうとペーパーの予備が少ないところは頻繁に清掃担当者が来ている証でもあります。とはいえ、その担当者がきちんと清掃しているかどうかは謎ですし、たくさんペーパーがあってもちゃんと掃除している可能性もありますのであくまでも目安としてお考えいただけたら嬉しいです。

皆さんの大切なところを洗うものですので、ぜひとも慎重に快適な温水洗浄便座生活をお過ごしください。
ではまた、どこかのトイレでお会いしましょう。
ジャー。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年1月16日(金)~2014年1月18日(日)
対象:全国20代~60代 男女計1500名

(文/どきどきキャンプ・佐藤満春)

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