【3700人調査】「就活楽勝!」は入社後の「仕事の満足度」と関係ないことが判明

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■学生の就職活動が本格化

3月1日より、2016年卒の学生の就職活動が解禁されました。毎年「すぐ決まった」「楽勝」という人から、「全然決まらず泣きたい…」という人まで様々ですが、新卒での就職は、これからの長い人生においてほんのひとつの通過点。入社してから「仕事を楽しめるか」「有意義な働き方ができるか」といったことの方が重要なのは言うまでもありません。

とはいえ、就職活動の成功者ほど、志望した企業に入社するのですから、その後の仕事に対する満足度も高そうですが、果たして本当にそうなのでしょうか?

 

■就職活動の難易度は年々上がっている!

しらべぇ編集部ではこんな調査をしてみました。

・1978年から2014年に入社をした人にアンケート(各年100人/計3700人)
・質問は「新卒時の就職活動は簡単だったか?」「就職活動の結果に満足しているか?」「今の仕事には満足しているか?」の3問

「簡単だった」「満足している」に「そう思う」(「そう思う」と「ややそう思う」の合計)と回答した人の割合を、年代別に比較したのが以下のグラフです。

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1991年からのバブル崩壊のあおりを受け、「就職活動は簡単だった」という人の割合は年々低下します。さらに2009年のリーマンショックの影響で、2011年卒の世代では28.0%と最低値を記録。

やはり景気が悪いほど、皆さん就職活動に苦労しているようです。

しかし満足度は2004年を底に最近は堅調な推移を見せています。「簡単ではない中で、奮闘していい結果を出している」のか、それとも「結果に妥協する術を身につけた」のか、約半数が満足という結果に。

 

■“就活勝ち組”はその後も悠々自適の会社員人生なのか!?

ここに、「今の仕事への満足度」という尺度を加えると、興味深い傾向が出ます。

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なんと、バブルの絶頂期と比較しても、リーマンショック直後の方が、就職してからの満足度が高いという結果が出たのです! 「就職活動が難しい」と悩みながら入った会社でも、その後の挽回のチャンスは十分にあることが明らかになりました。

 

■「いい会社」より「合う会社」がより重視される!

学生が働く会社を選ぶにあたって最も重視するのが「会社・社員の雰囲気」という調査もあり、今後ますます”就職活動の成否の尺度”は多様化していきそうです。

そんな中、「逆求人就活サイト」と呼ばれるサービスが注目を集めています。アイデムが運営する「JOBRASS」は、通常の就活サイトとは異なり、学生がインターネットなどを活用して自らをアピールし、興味を持った企業からのアプローチを待つ仕組み。

志望者側から一方的に探すのではなく、企業側からの目線によって、それまで注目していなかった新たな「合う会社」への可能性が広がるかもしれません。

JOBRASSが配信している「就活ニュース」では、就活生にとってためになる情報や、びっくりするようなネタを多数配信しています。すでに働いている方々にも楽しめる内容なので、ぜひチェック!

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(文/しらべぇ編集部 提供/JOBRASS

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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年2月12日~2015年2月16日
対象:全国1978年~2014年に就職活動をして入社した 男女計3700名

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