いまや「町おこし」に必須!オタクに愛される「聖地巡礼」の楽しさとは?

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Photo by Yoshikazu TAKADA on Flickr

数多くのアニメやドラマの舞台が、ファンの間で「聖地」として愛されている。

SNSの普及により、聖地を訪れた際の写真や感想を共有できるようになったことも、ブームの背景にあるだろう。

そこで、しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1684名を対象に「『聖地』巡礼をしたことがある人の割合」を調査してみた。


 

Q.ドラマやアニメの舞台となった場所を訪れたことがある?

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漫画・アニメファン以外のすべての人を対象に聞いているので、1割を超えたのは決して少なくない数字だ。

経験者はどう感じたのか? 生の声を聞いてみると…

作品の世界に入り込んだような気分になり、テンションが上がった」(20代・男性)


「作品が地域で愛されているのがわかる。地域の方々や、他のファンと交流するのが楽しい」(30代・男性)


「アニメの場面そのものを見られて、感激した」(40代・女性)


 

■「聖地巡礼」は、いつから?

聖地巡礼は、いつから行われていたのだろう。奈良県立大学・岡本健准教授の研究によると、アニメの舞台を訪れる行為の起源は1990年代前半まで遡る。

当時はまだ、ごく一部のファンがひっそりと行うもので、聖地巡礼とは呼ばれていなかったようだ。

さらに、言葉の流行度を推定できるGoogleトレンドで、「聖地巡礼」を調べてみると、2005年頃から検索数が上昇

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画像はスクリーンショットです

本来の意味の宗教的聖地を巡る行為は、千年をこえる歴史があるため、2006年以降上昇しているのは、映画・ドラマ・漫画・アニメ等、「物語の舞台となった地」を指すものが多いと考えられる。


■きっかけは「涼宮ハルヒの憂鬱」

sirabee0522seichi2-1画像出典:Amazon

原作の舞台となった場所でのロケーションハンティングを行うこと自体は以前から行われていた。

しかし、聖地巡礼ブームについては2006年に放送されたアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の影響が大きいと言われている。

このアニメを制作した京都アニメーションは、実在の建物を見本に描かれていることが特徴というのもあり、ファンたちが毎度「聖地巡礼」を行うようになったようだ。

その後、2007年には女子高生の日常を描いたアニメ「らき☆すた」が話題になり、舞台となった埼玉県の鷲宮神社にはファンが殺到。

それが多くのメディアに取り上げられ、聖地巡礼という新語が広く知られることに。


■アニメで「町おこし」も大盛り上り!?

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画像はスクリーンショットです

こうしたトレンドをとらえ、アニメで町を盛り上げようという動きも全国で見られる。

2013年、京都府が「映画・マンガ・アニメ聖地活用事業補助金」を募集し、聖地を活用した取り組みや、観光客の誘致を支援。

2015年5月には、日本三大祭(京都の祇園祭、大阪の天神祭、東京の神田祭)のひとつである「神田祭」と人気アニメ「ラブライブ!」がコラボ

グッズ販売の列形成が中止されるほど、大盛り上がりした。

今後も自治体がアニメを利用して、町おこしを考える例が増えていくのかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・おがりょー

qzoo 【調査概要】
 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
 調査期間:2015年4月17日~2015年4月20日
 対象:全国20代~60代  男女計1684名

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