「夏はワイルドに全裸で寝ます」これ、絶対NG! 夏はどんな格好で寝るべき?

2015/05/27 06:30

Topless female lying

©iStock.com/VILevi

睡眠コンサルタントの友野なおです。

暑い夏。ついつい裸で寝てしまうという人も少なくないでしょう。「開放的になるので体もリラックス出来て、快眠促進効果があるのでは?!」という質問をよくいただくのですが、答えは「NO!」です。

裸で寝ると、夜中に目を覚ましてしまう「中途覚醒」を起こしやすいですし、就寝時には体温が下がるので体が冷え過ぎてしまいます。また、夏場には汗が肌にとどまり蒸発もしにくいため、肌表面に留まってかえって寝苦しかったり暑苦しかったりして不快感を覚えることに…。

では、いったいどのような素材のパジャマを着用するのが“夏の快眠”を後押ししてくれるのでしょうか?



 

【夏のおすすめパジャマ素材:1】

パジャマだけに留まらず、夏にピッタリの寝具素材といえば、「麻」です。

吸湿・放湿性に優れているので、常にさらっとした触り心地を維持することができ、暑い夏でも気持ちよい着心地を実現してくれるのです。さらに熱伝導性にも優れているので、麻素材のパジャマを着用することでヒンヤリとした爽やかな寝心地が楽しめますよ。


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【夏のおすすめパジャマ素材:2】

季節問わず、パジャマのオススメ生地といえば「綿」

綿は使い心地と耐久性が抜群で、吸汗性も高いので寝汗をしっかり吸い取り、朝まで快適なスリーピングタイムをサポートしてくれます。意外と見落としがちですが、パジャマは毎日着用するものなので、「耐久性がある」という特徴はかなり魅力的なのです。

可能であれば、オーガニックコットンのものがベター。ふんわり感が高く、肌に直接触れてとても気持ちが良い材質なので、心身ともにリラックス感がアップします。


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【夏のおすすめパジャマ素材:3】

「ハードルが高い!」と感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、実は「シルク」はかなりおすすめのパジャマ素材

肌触りや風合いが良いだけでなく、冬は温かく、夏はサラっとした感触を得られるのがこの生地の特徴です。絹の繊維を顕微鏡で見てみると、表面に無数の小さな穴があるのですが、この穴が水分を吸い取ってくれるため、夏に汗をたくさんかいてもベタつかず、涼しく快適に過ごせるのです。

また、シルク素材は人間の肌の成分に近い素材なので、肌に優しく、アトピーや敏感肌の人でも安心して着用できます

ただでさえ寝苦しい夏…。少しでも快適に眠るため、まずは身近なパジャマから見直してみてはいかがですか?

(文/睡眠コンサルタント・友野なお

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