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おつりが出ないことも!?増えてる「コインパーキング」のトラブル【法律コラム】

コラム

sirabee0604carphoto by pinboke_planet

みなさんはコインパーキングを利用しますか?

都心のビジネス街や、遊興施設の近隣、観光地や、ちょっと最寄り駅からは歩いていくには不便な住宅街など、コインパーキングは本当に今の時代、いろんなところにあります。

そこで、実際の利用状況についてマインドソナーを使い質問してみましょう。

 

Q.あなたは「コインパーキング」を利用したことがありますか?

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やはり多くの方が「コインパーキング」を利用されていますね。

ところで、利用したことがある方は、コインパーキングの料金設定が「ちょっと高い」とか、入場ゲートの料金表記について「わかりづらい」とかいう印象を持ったことはありませんか?

この「コインパーキングの料金トラブル」が、実は年々増加傾向にあるのです。

そんなコインパーキングの料金表記のこと、実際に起きたトラブル過去に起きた料金踏み倒しの事例などをご紹介します。

 

■ちょっとあくどい?コインパーキングの「儲かる」システム

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コインパーキングを利用するにあたって、その入場口付近などにある看板でよく目にするのが、「一日最大〇〇円」「24時間最大×××円」ないし「1時間当たり▲▲円」というような表示ではないでしょうか。

こうした表示というのは、割と看板にも大きく表示されているのが普通。ここを見落としてしまう方はさすがに不注意と言わざるを得ないかも(笑)。

たとえば、みなさんが、「一日最大1500円」「1時間当たり200円」と表示があり、丸2日そのコインパーキングにマイカーを駐車したとしましょう。

仮にこれ以上「注意書き」が何もないのであれば、2日間合計で3000円の駐車料金になりますね。

ですが、たとえば、看板の隅っこに小さく「一日限り」と書いてあったらどうでしょうか。 初日24時間の料金は、確かに1500円ですが、翌日の24時間分の料金はどうでしょう…

1500円ですよね!」なんて自信満々に答えたそこのあなた、気持ちはよ~くわかりますが、違います(苦笑)。

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「一日最大1500円」は初日、「一日限り」の料金であり、2日目の料金は、「1時間当たり200円」。そう、2日目の料金は「4800円」になってしまうのです。

「おいおい、そんなの誰でもわかるでしょ」って思いますよね。でも、実際こうした看板表示や料金に関するトラブルは多く寄せられています。

コインパーキングの利用者にとって看板等にある料金などの「表示」はとっても重要。その表示をめぐっては、景品表示法に定める「有利誤認表示」に該当する可能性も

コインパーキングの利用に関するトラブルとしては、以下のような事例もあります。

 

■おつりがでない?

Some Japanese yen bills and coins spread out on a white table.©iStock.com/justtscott

料金表示についてもきちんと理解しており、いざ精算機に料金を投入。おつりが出てくるのを待っていると…「あれ?? おつりが出てこない!」というケースもあります。

看板に小さく「おつりの返金がない」ことが表示されている、あるいは精算機にのみ返金されない旨の表示がある場合など、それに気づかずに精算し、現金投入後にそれに気づくというパターンです。

こうしたケースで、駐車場の管理会社に対し、おつりの返金を求めても、実際には返金されていない場合が多いようですので要注意。

このほかにも、「駐車券」を紛失してしまったことで、通常の利用料金をはるかに上回る高額な料金を請求されることになったというトラブルや、清算時にボタンの誤操作によって、別の利用者の利用料金を支払ってしまって取り消しができなかったというケースも。

トラブルが発生する場合には、利用者側の勘違いなど、少なからず利用者に落ち度があるというケースもあります。とはいえ、「詐欺だ」とか「お金返せ!」と怒りの感情が湧いてしまう利用者の気持ちもわからなくはないのです。

 

■駐車料金が高い…でも不正利用はダメ!

都心部や遊興施設周辺の一部エリアを中心に、時間帯にもよりますが、比較的利用料金が高く設定されているコインパーキングもあります。

「料金高いな~」と思いながらも、路上駐車で警察のお世話になるくらいならとコインパーキングを利用する人もいることでしょう。

ところで、利用料金が高いからといって利用料金を踏み倒すなんて絶対に考えてはダメですよ!!

過去には、いわゆる「踏み板式」のコインパーキングで、自車を2台分の駐車スペースの中央に停車させ、センサーが作動しない状態にしたり、駐車スペースを仕切る柵を乗り越え、隣のスペースから脱出したりする方法で、料金の踏み倒しを250回以上行った男が威力業務妨害容疑で逮捕されたケースがありました。

その他にも、コインパーキングから出庫する際、入口の車両通過を感知する機器の上に金属トレーを置き、別の車が入庫してきたかのように装い、新しく発券された駐車券を入手し、その駐車券を利用して止めてあった自分の車を出庫させるという方法で4年にわたり不正駐車を行っていた男が、偽計業務妨害の容疑で逮捕されるという事件も。

くどいようですが、不正利用は絶対にしないでくださいね。

 

■おわりに

確かに、利用者は、あらかじめコインパーキングの利用に関するルールをきちんと理解しておくことが大切ではあります。

でも、コインパーキングを管理・運営する会社側にも、利用料金などにつき、利用者が「正しく認識」できるような配慮をきちんとしていくことが求められているといえますね。

(文/弁護士・佐藤大和

【調査概要】
方法:アンケートサイト「マインドソナー
調査期間: 2015/06/02– 2015/06/04
対象:全国10代~50代男女383人

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