【8割は知らない?】パンケーキとホットケーキの違いは〇〇の楽しみ方だった!
2015/07/07 17:00
ブームも一段落して、すでにカフェの定番メニューになっているパンケーキ。パンケーキが注目されたことにより、ホットケーキにもスポットライトが当てられることが多くなった。
しかし、よく考えてもらいたい。同じ材料、同じ製造工程で作る、この2つのお菓子、何が違うのか? 説明できる人はどれぐらいなのか、調査を実施。
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■5人に1人は知ってる?
結果、21%の人しか答えられないと判明。しかし、料理経験が豊富なせいか、40代女性は少し答えられる人の数が増え、27.1%と、おおよそ3人に1人が答えられると回答している。
では、パンケーキとホットケーキの違いは、何なのだろうか。パンケーキミックスとホットケーキミックスを販売している、森永製菓に違いを尋ねてみた。
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■森永製菓の定義は「〇〇の違い」だった
画像提供:森永製菓
「当社ミックス粉においてのパンケーキとホットケーキの違いは、現在はこのように定義づけています。『甘さの違い』とベーキングパウダーの量の差による『膨らみの違い』です。
パンケーキは、薄くて焼きあがった生地自体の味は控えめで、トッピングを引き立たせて楽しむもの。甘みが少ないのでお食事系にも合うようにしています。
ホットケーキは、ふんわり甘みのある生地を楽しんでいただくもので、ミックス粉はクッキー、マフィン、ドーナツ等の焼き菓子系の素材としても活用できます」
なるほど。パンケーキは、トッピングありきで作られ、ホットケーキは単品でも味わえるように作られていると。
パンケーキとホットケーキの違いはわかった。だが、また新たな疑問が発生。ホットケーキの語源は、何なのだろう。
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■そもそも「ホットケーキ」は何がホットなの?
パンケーキは、フライパンで焼くため、「パン」ケーキと呼ばれるのは、比較的、よく知られている。一方、ホットケーキは、何がホットなのかわからない。
この疑問にも、森永製菓さんは答えてくれた。
「もともと、1884(明治17)年にウィルレム・チャンブルが編集した書物を文部省が翻訳し、丸善商社出版社から出版された『百科全書』に『薄餅』(パンケーキ)と日本に紹介された食べ物が、1923(大正12)年にデパート(日本橋)の食堂に『ハットケーキ』として供されました。
それが、1931(昭和6)年に『ホットケーキ』と呼ばれるようになりました。起源は同じもの(パンケーキ)ですが、この時の甘くておいしい食べ物が『ホットケーキ』として日本に浸透するようになったわけです」
というわけで、どうやらハットケーキが転じて、ホットケーキになった模様。
これから、パンケーキやホットケーキを食べる際は、厚みや甘味の違い、薄餅と呼ばれていた過去を思い出してみてはどうだろう。また、一味違ったものになるに違いない。
(文/しらべぇ編集部・旭堂花鱗)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年5月22日~2015年5月25日
対象:全国20代~60代男女1671名