新国立競技場の費用2500億円「高すぎ」と思う割合は?「うまい棒」で換算してみると…

2015/07/14 08:00

新国立競技場

画像出典:日本スポーツ振興センター

一風変わったデザインと、莫大な建設コストが話題を呼んでいる「新国立競技場」。

そもそも1300億円だった予算に対して、コンペで採用したイラク出身の建築家、ザハ・ハディド氏のデザインでは3000億円を超えることが判明。

計画を縮小して1625億円としたが、あらためて試算した結果、本体に1570億円・屋根に950億円、計2520億円ほどかかってしまうことがわかったという。

新国立競技場コスト推移

こうした状況に対して、世間はどのように感じているのだろうか? アンケートサイト「マインドソナー」を使って、全国10〜50代の男女380名に聞いてみた。


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■「2500億円は高すぎる」が8割に迫る

国立競技場の費用

多くの人が想像もしたことがない金額だと思われるが、報道のせいか「高すぎる」と答えた人が75%。

ちなみに、まったく違うジャンルで高額なモノと比較すると、海上自衛隊が保有する最新鋭のイージス艦「あたご級」の値段が1475億円H-2Aロケットが1台およそ100億円前後だ。

イージス艦あたご級

画像出典:海上自衛隊

それでも、まだわかりにくいだろう。そこで…


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■みんな大好き「うまい棒」で換算してみよう!

うまい棒

1979年に発売されてから、かたくなに「1本10円(税別)」の低価格を守り続けている国民的お菓子「うまい棒」。子供たちでもわかるように、うまい棒に置き換えて計算してみると…


①2520億円ぶんのうまい棒を生産するために63年

うまい棒は、1日140万本、年間に4億本もつくられているらしい。さすが国民的な駄菓子だが、252億本つくるためには、生産ラインをフル稼働させても63年かかる。

うまい棒の賞味期限は150日なので、全部ずらりと並べるのは難しそうだ。


②家族4人で、1人が毎日10本食べると約173万年

年金などの計算に用いられる大人2人・子供2人による「標準世帯」。この一家が、毎日10本がんばって食べれば、およそ173万年で252億本を食べきることができる。

ちなみに、170万年くらい前に生きていた人類は、こんな感じ。かなりワイルドだ。

ホモ・ハビリス

画像出典:Wikipedia


③並べると月と地球を3往復

フレーバーによって微差はあるが、およそ11cmのうまい棒。これを252億本ずらりと並べると、272万km。月と地球との距離(38.4万km)で考えると、3往復してお釣りがくる。


これくらいにしておこう。しかし、東京五輪で来日した世界からのお客さまには、ぜひ日本が誇る駄菓子のおいしさにも触れていただきたい。

(文/しらべぇ編集部・盛山盛夫

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