あえて「聞き間違え」て生活を豊かにしてみる【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】

2015/07/30 19:00

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父親が難聴気味で聞き間違いが多く、子供の頃から出来るだけ正確な発音を心がけていたことが、奇跡的に現在の仕事に役立っている俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。こんにちは。

「闇のパープルアイ」を「闇のカップラーメン」と聞き間違えられた時は、笑うしかありませんでした。

このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。



 

■姿を変えていく言葉との必死の戦い・・・

そんな、発音や発声、イントネーションなどに、プライベートでも仕事でも気をつけて生活をしている筆者ですが、この「正しい日本語」を守っていく戦いは、ひとりで戦えるものではありません。

sirabee0730kuroda000©iStock/Tomwang112

言葉というのは時代によってどんどんと姿を変えてゆき、発音やイントネーションだけでなく、その意味までも変化していくもの。

さらに近年、言語学者の間でも「通じるようになればそれが正しい用途である」というのが、一般的な解釈とされています。

そんな変化を受け入れ続ける「言葉」の世界で、正しい発音を守っていくためには、多少の痛みや犠牲も必要になってきます。


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■容赦なくツッコむことにしている

筆者が最近、力を入れているのが、コンビニの対応に耳を澄ませること。

「よろしいかどうか」を判断するべき場面で、過去形の「よろしかったでしょうか?」と聞かれれば、

君はタイムトラベラーなのか?

と聞き返すなど、徹底的に間違った日本語にツッコんでいくことはもちろん、 アルコール類を買った時の「画面にタッチして下さい」も、少しでも発音が悪ければ、すかさず店員の顔面を鷲掴みするように心がけています。

慌てる店員に筆者は諭します。

いや、今『顔面にタッチして下さい』って言われたから

こうすることで店員間に「やべえ客がいる」という噂が瞬く間に広がり、「接客の時は出来るだけ正しい発音をしよう!」という、意識が広がると筆者は確信しています。

草の根運動ですが、共感してくださる方がいらっしゃれば是非、ご協力下さい。通報された時の責任は、負いかねますが。

(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹

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