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【森翔太のサシ飲み】おっぱいロボ「ペッパイちゃん」作者の美人アーティストと乾杯

コラム

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映像作家の私、森翔太が、ビールでも飲みながら話題のクリエイターと対談する、この連載。第2回のゲストはどことなくエッチな作品で話題のアーティスト、市原えつこさんです。

市原えつこ
デザイナー/妄想監督/発明家。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。おもな作品に、触れるとあえぐ大根「セクハラ・インタフェース」、「妄想と現実を代替するシステムSR×SI」(メディア芸術祭推薦作品)、「ペッパイちゃん」など。デジタルシャーマン・プロジェクト進行中。1988年、愛知県生まれ。

毎日すさまじい暑さですので、今回はリア充が集まると話題の、渋谷のビアガーデンに行ってみました。

 

■「セクハラインターフェース」の市原さんは炎上キャラ?

sirabee0815mori1画像はEtsuko IchiharaYouTubeのスクリーンショット

森:市原さんは2013年始めくらいに、触ると「『いや〜ん』とあえぐ大根」のデバイスをきっかけに有名になりましたよね。ちょうど、僕の「仕込みiPhone」がニュースになったのと同じ時期で。

その時、知り合ったばかりの市原さんから連絡がきたのを覚えてます。「森さん、バズってますけど、つらくないですか!?」って。

市原:私は、自分の意図していない、ねじまがった情報が広がっていく感じが嫌でしたね。例えば、「早稲田大学があえぐ大根を開発!」とか。間違った情報が錯綜してたし。

森:そうなんですね…。

市原:エロネタ的な意味で食いつく人が多かったですね。ただ、エロって女性が表現すると、比較的悪意として捉えられないんですよね。

 

男性がなにかエロをネタにすると、悪い意味で問題になってしまいやすい気がします。

森:僕のまわりでも炎上が多くて。怖いですよね。

市原:ただ、最近ろくでなし子さんとイベントに出たんですが、「炎上はおいしい」と言い切ってらっしゃいました。逮捕をきっかけにご活動の幅も拡がったそうです。森さんも捕まってましたよね。私も明日は我が身ですよ

 

■「逮捕映像」をパロディにした森の映像作品

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森:捕まってませんよ! あれは映像作品で「偽ニュース」ですから!

でも、あのとき、みんな本当に僕が捕まったと思ったみたいで、Twitterをみたら、そこそこ仲良いと思ってた人が「やっぱり捕まったか」「犯罪者になっても応援してます」みたいな感じで呟いててショックを受けました。

やっぱりそう思ってたのかと(笑)。

 

■普段は会社員!

市原:私はもし捕まったら会社的にまずいですね(笑)。

森:市原さんは、会社では何をされてるんですか?

市原:アプリのデザイン開発です。昼は会社員して、帰ったら作品を作るみたいな。休日も何かしら作ったり、作品の展示を見にいったり。

 

いま26歳なんですけど、24から26という女としての楽しい時期を、作品制作で終わらせてしまっていいのかと思うことはありました(笑)。

森:会社は知ってるんですか?

市原:はい、私はどんどん活動のことをFacebookのタイムラインに載せるのでおのずと(笑)。あくまで「私が個人的にやってる活動」として、あたたかく見守っていただいています。

 

ただ、以前は作家業とのバランスが難しくて、会社を辞めたいと思って悩んだこともありましたね。かろうじて持ち直しましたけど。冷静に考えると、仕事も面白いし、会社にも変わった人が多くて居心地もいいし、やっぱ辞める意味があまりないなって。

 

■市販ロボット「ペッパー」におっぱいを!?

森:あと炎上といえば、この前ソフトバンクのペッパーくんでもしてましたよね。

市原:ペッパーくんで何ができるか」みたいなグループでの開発イベント(ハッカソン)があったんです。

 

そこで、ペッパーくんの胸ディスプレイにぺちゃぱいを写して、「ペッパイちゃん」っていうアプリをチームでつくりました(笑)ちゃんと乳頭と乳首のまわりとでタッチ反応を変えていて、触ったときの反応が違うんです。

 

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■市原さんの子供時代は男子嫌い?

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市原:愛知生まれなんですけど、転勤族で学校を転々としてました。あまり生きるのが得意な子ではなかったのではと思います(笑)。

 

完全にインドア派。中学校のときは吹奏楽部で高校は美術部だし。あ、男子とは仲良くなれなかったですね

森:そうなんですね。まあ僕も女子の友達は一人もいなかったですけど。存在が「妖怪枠」だったので。

市原:男子が苦手だったし、面倒くさかったんですよね。中学生活の3年間、ほとんど男子とコミュニケーションとってないと思いますよ。忘れてたな…。つらい思い出とか、記憶からすぐ消えるんです

森:僕は逆ですね。楽しい思い出のほうが忘れやすくて。辛い思い出のほうが記憶に残っちゃうんです。なのでトータル的に、過去は辛いものとしてインプットされているという…ああ…。

 

■夢は「普通になる」こと?

森:市原さんはよく「他の人はすごいなあ。私は平凡だから…」みたいなことをネットで言ってますよね。僕はそれをみるたびに「え…」って思ったりします。

市原:でもその反面、普通になりたい願望が昔からあるんです。小学校の書き初めで、好きな言葉を書けと言われて「平凡」って書きましたから

森:それを書く時点で平凡じゃない(笑)! ぼくの場合は別の意味で普通になりたかったですよ。なんかキワモノ扱いされてて、中学生時代のあだ名が「はげ」「い◯ぽ」「ぬらりひょん」だったし…。

市原:ただ、以前より変わってきたんですよ。この1年でいわゆるマイノリティの方と会う機会増えて、それって自分もなんだかんだでマイノリティだからこそとも思って。

 

ただ、変わった世界だけにいすぎるの危ない気もしてます。そういう意味で「普通でありたい」みたいなことを忘れないようにしてるかもしれませんね。

 

■本当は、エロは苦手?

森:今回、市原さんとお話するからには、やはりエロの話にも踏み込むのかなと…。

市原:森さん、下ネタだめですよね?

森:そうですね。子供の頃、親と一緒に金曜ロードショーとか見るじゃないですか。で、映画にアダルトシーンとか出てきて、もう気まずくて仕方がないんですよ。あの感じ(笑)。

まあ、男の下ネタは大半馬鹿で、「う◯こ」とかで大笑いするじゃないですか。でも、表には出てないですが、知人に頼まれて、「仕込みTE◯GA」を作ったことある!いや~大ウケでした…。

市原:なんでも仕込めるんですね(笑)!

森:お仕事お待ちしております!

市原:女性の下ネタって、ナマナマしい部分もあったりして、笑えないものが多いイメージですね。最近思い出したんですけど、10代の頃はエロが嫌いだったんです

 

でも20代を過ぎたあたりから、秘宝館とか「かなまら祭り」に行ったりして「なんだこれは」ってなったんです。エロを含めた祝祭に、日本の根源的なパワーを感じたんですよね

 

だから180°変わって、エロが興味の対象になったんです。これからはそういう、社会で隠蔽されてるものを表に出す作品を作りたいですね。そもそもなんでエロがこんなに表現し辛い世の中なのか、やっぱり不思議には思います。

 

■ジョッキみたいなプリンを食べながら、市原さんのこれからについて

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市原:スプツニ子さんや和田永さんがすごいと昔から思ってて。年齢的にも近いんですが、めちゃくちゃ影響受けてます!美人で頭もいいのに「なんでこんなぶっ飛んだ作品をつくってるんだろう」って、びっくりしました。

森:スプツニ子さんって性を意識した作品とか作られてますが、メディアアート」って感じがしますね。

というか、メディアアートって「界隈」があるじゃないですか。酔った勢いで言いますが、メディアアートはざっくり2種類ある気がします!!

市原:いいですね! 超ざっくりですね(笑)!!

森:「かっこいい部門」と「コミカル部門」です!クールな部門は、ライゾマティックスさんのイメージです!

たぶん僕たちは、「コミカル部門」な気がしています! ただ、僕の夢は、朝ドラ出演ですが

市原:意味がわかんないですね! でもありえそう(笑)私の今の目標は、本とか出版したいです! ブツとしての本が好きですし、まわりにも本を出してる方が多いんですよね。

 

【今回飲んだ店:キリン一番搾りガーデン Brewer’s Spirit 東京店
住所:東京都渋谷区宇田川町3−7
営業時間:[月~金]16:00~23:00(L.O.22:30)
[土・日・祝]12:00~23:00(L.O.22:30)

(取材・文/森翔太

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