自殺まで至る「ママ友いじめ」経験者の割合は?乗り切る5つのポイントも

2015/08/18 08:00

いじめ

©iStock.com/JackF

今年4月、栃木県で「ママ友いじめ」が原因で母親が自殺したと報道された事件を覚えているだろうか。県内の小学校に通う児童2人がいじめを受け、それに抗議した2人の母親が今度はママ友にいじめを受けて相次いで自殺したと報じられている。

そこで、しらべぇ編集部では、全国の子供を持つ既婚女性336名を対象に「ママ友いじめ」の経験について調査を実施した。


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■ママ友いじめ経験者はフルタイム勤務だと約2倍

ママ友いじめ1

子育て中、子供が手離れした母親たちの中で、いわゆる「ママ友いじめ」を経験した人は少数派で1割を切っている。

しかし、職業別に見てみると、会社員や公務員などフルタイム勤務者では2割を超えているのに対して、パート勤務や専業主婦はその半分以下。

ママ友づきあいなどに割ける時間の余裕が、人間関係に影響している可能性もある。

ママ友いじめ職業別


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■実録! ママ友いじめを乗り切る5つのポイント

専業主婦ライターである筆者も、実際ママ友いじめを受けた経験がある。その際に乗り切る支えとなった5つのポイントをご紹介しよう。


①「噂好きママ」と距離を置く

新学期は、すぐに保護者会が開かれることが多い。こんなときに噂好きのママが動き出すが、立ち話しているママ軍団など気にせずにさっさと帰ること。じろじろ見られても相手にしない。


②誰かの意見ではなく「私はこう思う」を伝える

ボスママやその取り巻きから、避けられない状況で意見を求められることがある。「中立」の意見を伝えるべきアドバイスが見られるが、これは解決につながらない。

「◯◯さんがこう言っていた」ではなく、できる限り自分の意見を伝えることで、聞かれたくない相手から意見を求められにくくなる。


③ママ友は「友達じゃない」と考える

ママ友といっても子供同士がおなじ環境にあるだけで、あなたと趣味や考え方が近い「友人」ではない。女性は友達からハブられることを恐れがちだが、そもそも友達でないと考えれば、適度な距離感がつかめるはず。

が、中には子育てを経ても仲良くできるママ友が本当の友達になることもある。


④ママ友から「どう見られたいか」がトラブルの原因?

ママ友からよく見られるために、子供を「スポーツ万能」「先生受けがいい」「お友達が多い」など本人に向かない無理をさせるのは禁物。

ムダな見栄は捨て、「わが子の一面で決めるな」くらいの気持ちで構えよう。


⑤ママ友関係には「終わり」がある。

中学までは学校へ行く機会が多く、部活やPTAでママ友との関係は続くが、高校に入るとぱたりと関わらなくなる。

しかし、それでもつらいなら、そこまで我慢する必要もなし。転校も引っ越しもありだ。子育てはママ友との勝負ではない。


ママ友いじめでは、「みんなが言っている」という言葉が、いじめられる側の心を傷つける。親は自分のことを悪く言われても我慢できるが、わが子のこととなると切なく苦しいもの。

けれど、それを乗り越えた先には、仰ぎ見るほど成長したわが子と必ず笑いあえる未来があることを信じてほしい。

(文/しらべぇ編集部・めりあ

qzoo【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年7月24日~2015年7月27日
対象:20代~60代の既婚子あり女性336名

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ママ友トラブル子育ていじめ調査
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