【葛飾区柴又発】なんだこりゃ!稲垣吾郎に見つめられながら洗濯するコインランドリー
東京都葛飾区柴又。テキ屋稼業を生業とするフーテンの寅さんが主演の映画『男はつらいよ』の舞台としてあまりにも有名なこの町。
実は、そんな柴又には壁一面・天井一面が似顔絵だらけの奇天烈なコインランドリーがあるのをご存知でしょうか?
柴又駅を降りると、映画『男はつらいよ』の曲がどこからともなく流れており、駅前で寅さんがお出迎えです。
哀愁漂う昔ながらのコーヒースタンドや立ち食いラーメンのお店が駅前を取り囲んでいます。柴又帝釈天とは反対側の「柴又親商会」を抜けて行き、徒歩5分ほどの所に「にがおえコインランドリー」があります。
その外観がコチラ。
■にがおえコインランドリー
住所:東京都葛飾区柴又1-43-1
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◆有名人に見られながら洗濯するコインランドリー
名前はそのまま。「にがおえコインランドリー」です。
お客さんは昼間にも関わらず、2〜3人ほど洗濯終了まで待機されていました。
一歩入ると、熱気漂う空間がそこには広がっていました。
入って横を見ると、みのもんた、そのまんま東、嵐の桜井翔とコメンテーターからトップアイドルまでズラリ!
SMAPのメンバーも。稲垣吾郎さんに見つめられながら、洗剤を入れると身が引き締まるかもしれません。
政治家もフォロー。
懐かしのタレントまで。
スポーツ選手も、そっくりですね。歴代首相からトップアイドルまで。まるでスター名鑑の様相を呈しています。
作品は壁一面・天井一面に貼られていますが、きちんとジャンル分けされています。アイドルグループ、コメンテーターグループ、お笑いグループなど、その網羅性の高さに驚かされます。
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◆一体誰が似顔絵を描いたのか?
この似顔絵は一体誰が描いたのか調査をしたところ、コインランドリーの持ち主である菅野武志(現在79歳)さんの作品と判明しました。
待ち時間に見てもらおうと、菅野さんはなんと独学で20年前から似顔絵の勉強をされていたのです。テレビ番組『王様のブランチ』(TBS系列)や『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)などの人気番組にも多数取り上げられています。
そんな菅野さんですが、2010年にパーキンソン病を発症して以来、似顔絵は描いていないそう。ちなみに、にがおえコインランドリーは、ここだけではなく葛飾区に合計4店舗存在します。
ここまで多くの有名人に見つめられながら洗濯物を出し入れする体験はなかなかできないかもしれません。
(文/しらべぇ編集部・松岡佑季)