「しめ殺すほど抱きしめたい」石原裕次郎、ナポレオン…偉人たちの狂気じみたラブレター

2015/11/02 14:30

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©iStock.com/LUTFI_URE

40通を超えるラブレターを送り、6年にも及ぶ片思いを実らせた俳優の山本耕史。堀北真希のハートを射止めたラブレターの内容までは明かされていないものの、ストレートな想いが詰まっていたにちがいない。

そこで、しらべぇ編集部では、「いま思い出すと顔から火が出るほど恥ずかしい熱烈ラブレターにまつわる調査を実施。想像以上の熱烈ぶりが明らかになった。

◆いま思い出すと恥ずかしい、熱烈なラブレターを渡した経験がありますか?

ラブレター_11男性は30代以降の経験者が多く、女性は30代がピークという結果となった。では、その熱烈ぶりを掘り下げてご紹介しよう。


「あなたしか見えない」みたいなことを書いた(20代・男性)



全部、英文で無理して書いた(30代・男性)



歌の歌詞を書いた(40代・男性)



中学のとき本当に好きな相手ができて、「好きで眠れない」と書いた(60代・男性)



中学生のとき、塾の先生が好きで会うたびにラブレターを渡していた(20代・女性)



自分のスリーサイズなどを書いた(30代・女性)



手紙にキスマークをつけた(40代・女性)


ロマンチックな回答が並ぶなか、女性のなかには、スリーサイズで気を引いたりキスマークをつけるという大胆な行為も。多くの人が小中学生時代に熱烈なラブレターを渡していたのも印象的だった。


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◆偉人たちの熱すぎるラブレター

さらに、歴史的な著名人たちも負けず劣らず、熱すぎる想いを手紙に綴っていた。

ishiharayujirou※画像は石原プロのスクリーンショット 

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◆昭和を代表する大スター・石原裕次郎

石原軍団の総帥だった石原裕次郎さんは、妻・まき子さんとの交際期間、こんなラブレターを送っていたという。


「逢いたくて逢いたくてしょうがない。しめ殺すほど抱きしめたいけど僕の足がマコの部屋に向かないの…」(梯 久美子著「世紀のラブレター」より)

 

当時、まき子夫人は女優として活躍しており、スター同士のふたりは大っぴらに会うことができなかった。そのためケンカが絶えず、石原さんは謝りの手紙を何度も送ったそうだ。


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◆NHK朝ドラ『花子とアン』で仲間由紀恵が演じた葉山蓮子のモデル「柳原白蓮」

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画像出典:Wikipedia 

30代半ばで、九州の炭坑王と呼ばれた夫・伊藤伝右衛門を捨て、編集者で大学生だった宮崎龍介と駆け落ちした歌人の「柳原白蓮」。多くの男性をとりこにする美貌の持ち主だった彼女が年下の彼に送ったラブレターは、背筋が凍るほど熱烈だった。


「どうぞ私を私の魂をしっかり抱いてて下さいよ。あなた決して他の女の唇には手もふれては下さるなよ。女の肉を思っては下さるなよ。(中略)…覚悟していらっしゃいまし。こんな怖(おそ)ろしい女、もういや、いやですか。いやならいやと早く仰い。さあどうです。お返事は?」(梯 久美子著「世紀のラブレター」より)


恋文というより脅しのようだが、文学青年だった彼の心には響いたようだ。


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◆「余の辞書に不可能の文字はない」フランス皇帝・ナポレオン

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画像出典:Wikipedia

英雄として語り継がれる歴史的偉人「ナポレオン・ボナパルト」は、なんと生涯で227通ものラブレターを妻ジョゼフィーヌに送った。ナポレオンは、結婚して2日目から軍事遠征し、それから毎日ラブレターを書きつづけたという。しかし妻はそのころ、9歳年下の愛人に溺れていた。音沙汰がない妻に宛てたラブレターがこちら。


23日から26日までの4日間、夫に手紙を書きもしないで君はなにをしているのかい? 近々君を我が腕に抱き、赤道直下の熱い接吻を100万回浴びせることができるよう願う


その後、浮気の事実を知ったナポレオンは、一度は怒り狂うも妻を許す。その後、ジョゼフィーヌは一途に夫を愛するも、ふたりの間には子供ができなかったことから、ナポレオン40歳、ジョゼフィーヌ46歳のとき離婚。しかし、ジョゼフィーヌは生涯ナポレオンを慕いつづけ、最後の言葉は「ボナパルト」だった。一方、ナポレオンもセントヘレナ島に流刑される前日、彼女が愛したマルメゾン城を訪れ、亡きジョゼフィーヌをしのんだという。


あふれる想いを綴ったラブレターは、その純粋さゆえ相手の心にストレートに響くのかもしれない。恋愛成就を願うなら、恥じらいを捨て熱烈なラブレターを送ってみる価値はありそうだ。

(文/しらべぇ編集部・小林香織

qzoo調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代の男女1381名



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