洗剤を基準は「汚れの性質を見極める」ことから!お掃除博士が教える洗剤の買い方
トイレ博士、そしてお掃除博士でもあるどきどきキャンプ・佐藤満春です。
今日は洗剤選びのコツをお届けします。 皆さんは洗剤を選ぶ際、何を基準に選んでいますか? 年末の大掃除に向けてドラッグストアに足を運びひたすら「○○用」という言葉を頼りに洗剤選びをしていませんか?
もちろん、それも全く間違いではありません。あとは値段でなんとなく選んでいる人も多いかもしれません。そこで、値段で洗剤を選んでいる人を調べてみました。
今日は洗剤選びのコツをお届けします。皆さんは洗剤を選ぶ際、なにを基準に選んでいますか?
洗剤を購入するときは値段で選んでいる
購入の判断基準に値段が含まれるのは当然です。しかし、同じ値段で種類がたくさんあった場合。どうしたらいいでしょう? ではここで、洗剤選びの基礎知識を。
■汚れの性質を見極める
まずは、その汚れの性質を見極めます。汚れには数種類あります。
かなりざっくり説明しますと…
・埃などの汚れは中性の汚れ
・油汚れ、手垢、湯垢、などは酸性の汚れ
・石鹸カス、尿石、などはアルカリ性の汚れ
です。
この汚れを中和させることで汚れを除去していきます。酸性の汚れにはアルカリ性洗剤を。アルカリ性の汚れには、酸性洗剤が効果的です。
洗剤選びのコツは「汚れに性質を見極め、その性質を中和させることができる洗剤を買う」ということに尽きると思います。
皆さんはペーハーという言葉を覚えているでしょうか? 理科の授業でやった思い出があるかもしれません。
ph(ペーハー)とは、酸性、中性、アルカリ性を、0から14に数値化したもの。0に近いほど、強い酸を示しており、14に近づくほど強いアルカリを示します。6から8が中性です。
ここで便利なのが「重曹」です。料理などでつかわれる「ベーキングパウダー」です。重曹がアルカリ性なので、酸性汚れに驚くほど効果を発揮します。カーペット、絨毯、ソファーなどの皮脂汚れ、汗の酸化した匂いなどにも効果が期待できます。
水に溶かして「重曹水」にしてスプレーで吹きかける形にしてもいいと思います。
逆に、キッチンの水垢などアルカリの汚れには酸が聞きます。お酢やクエン酸でOKです。当然ですがお酢の場合は匂いもしますのでご注意を。
このように、自分が今から落としたい汚れが何の汚れなのか見極めてから洗剤を買うといいかもしれません。洗剤の裏には必ず「弱酸性」「弱アルカリ性」「中性」など表記があります。
ただし、塩素系の洗剤と酸性の洗剤は絶対に混ぜないでください! 塩素ガスが発生しますので! 基本、洗剤は「混ぜない」ほうがいいと思います。
ということでざっくりですが洗剤選びのポイントを御伝えしました。是非洗剤探しの参考にしてみてください!
(文/どきどきキャンプ・佐藤満春)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代男女計1400名