ポケットティッシュ=風俗への罠!?キャッチとどう向き合う
路上で居酒屋の客引きや風俗店への勧誘をする、通称「キャッチ」。一般的に、執拗なキャッチは違法とされており、新宿区では2015年9月1日に「新宿区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例」が施行された。
しかしながら、規制されてもなお行なわれているキャッチ行為。スルーする人もいるだろうが、中にはキャッチと会話をしてしまう人もいるようだ。
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■キャッチされて会話するのは全体で2割
全国の20代〜60代の男女1381名を対象に「路上でキャッチされて会話したことがある?」と尋ねてみると、全体では2割程度が「会話したことがある」と回答。男女ともに大差はなかったが、どちらも30代では3割にのぼっていた。
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■神奈川県民は警戒心が強い?
都道府県別で見ると、関東圏の東京都・千葉県・埼玉県では、キャッチの絡みに乗る人が3割近くに。だが、同じ関東でも神奈川県に限っては、警戒心が強いのか1割程度と少数だ。 キャッチと話した経験がある人に話を聞いてみると…
流れのままついて行った人もいれば、からかうというツワモノまで。 しかし、背後に何が控えているかわからない手前、あまり大胆な行動に出ても、得るものは何もないだろうが…。
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■しかし、魔の手は意外なところにも…
調査では、人々の「キャッチ」への警戒心への高さを知ることができたが、まだ安心するのははやい。「たとえキャッチに引っかからなくても、油断はできない」と語るのは都内短期大学に通うKさん(20)。
「親友のA子は昔から押しに弱くて『ナンパされたら山手線最低3本は逃しちゃう』『断るのがかわいそう』と言って連絡先を教えちゃうような子でした。
幸い、後で会ったりはしてなかったみたいだけど、私もそれを知ってたから、街中でAVや風俗の勧誘にあっても『絶対ダメ!』って言ってました。でもある日、街中でもらったポケットティッシュに書いてた『メイドカフェバイト』を信じて面接に行っちゃって…
たどり着いた先は風俗。ナンパ師や普通のキャッチは流せたけど、百戦錬磨の人たちにはかなわず口車に乗せられて、今では学校も辞めて風俗バイトに専念してます」
ぼったくりから風俗スカウトまで、キャッチの種類は多岐にわたる。いつどんな形で被害に巻き込まれるかはわからないため、繁華街を歩く際は油断大敵だ。
(文/しらべぇ編集部・chan-rie)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女計1,381名