名物は「わんこそば」だけじゃない!焼きかぜ、さんまラーメン…一度は食べたい岩手グルメ

2015/12/17 06:30

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わんこそば

縦に長い日本列島には、全国においしい特産品が多くある。中でも、東北の岩手県といえば、何をイメージするだろうか?

しらべぇ編集部が、岩手県民とそれ以外に分けて「岩手を代表する名産品」について聞いてみたところ、興味深い結果があらわれた。

 

■全国の印象は「わんこそば」に集中

岩手名産1

岩手県民(居住経験者を含む)をのぞく全国の人たちの意見が集中したのは、「わんこそば」で6割を超えた。盛岡冷麺、三陸の牡蠣と続くが、どちらも1割台だ。

盛岡市や花巻市では、わんこそばを食べる量を競う競技会が数十年前から行なわれており、40分間で530杯を食べた強者もいるという。

しかし、もともとの由来は温かいつゆにつけた蕎麦を「冷める前・伸びる前のいちばんおいしい状態でちょっとずつ食べてほしい」というおもてなしの心のあらわれとも言われる。

 

■県民の中では「盛岡冷麺」も健闘

名産2

一方、地元をよく知る岩手県在住・居住経験者の声はややバラけた。わんこそばが1位に変わらないものの4割にとどまり、盛岡冷麺がおよそ3割。1割は「南部せんべい」と回答している。

わんこそば、盛岡冷麺にじゃじゃ麺を加えた3つは「盛岡三大麺」と言われているが、わんこそばがやや観光客向けなのに対して、冷麺は県民の日常に近い自慢の一品なのかもしれない。

このように、地元の声と比べて全国の岩手の名産品に対するイメージは、やや画一的になっているようだ。

 

■地元の少数意見に「真の名物」アリ!?

「隠れ家レストラン」という言葉があるように、本当においしいものは地元の人がこっそり教えてくれるもの。そこで、今回の調査で「地元で少数意見だった名物」をピックアップしてご紹介しよう。

 

①「焼きかぜ」…「かぜ」って何?

355名の中で19票を集めたのがウニ。世界三大漁場のひとつとされる三陸で穫れるのは、おもにキタムラサキウニ。身が大ぶりで上品な甘さが特徴だ。

それだけではなく、地元から出たウニの食べ方が「焼きかぜ」(3票)。「カゼ」とは浜言葉でウニのことである。

焼きかぜ

「焼きかぜ」は、アワビの殻の上に「これでもか!」とばかりウニを山盛りにして焼いた三陸の郷土料理。こんな贅沢な食べものがあっていいのだろうか。

 

②「いちご煮」は「いちごジャム」じゃないぞ

つづいて「いちご煮」(5票)。いちごを煮たジャムではない。 こちらは、ウニとアワビを塩味で炊いた三陸伝統の贅沢な一品。そのままお吸い物として食べるほか、炊き込みご飯や茶碗蒸しの具としても最高だ。

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③サンマがラーメンにドカン!

さんまラーメン

(写真は碁石海岸レストハウスで提供している「大船渡さんまらーめん」)

三陸沿岸を代表する秋の味覚といえば、サンマ。その名産地である大船渡市では、地域おこしのために「大船渡さんまらーめん」というプロジェクトを行なっている。

ルールは「スープや具にサンマを使ったラーメン」「700円で提供する」というふたつだけ。市内10軒以上の店で食べることができる。

県民からは「サンマ:6票」「さんまらーめん:3票」が集まった。ここまで知っていたら、かなりの岩手マニアと言っていいだろう。

 

■【ふるさと割】いわての県産品30%OFF実施中!

岩手県では、「盛岡冷麺」、「うに」など、いわての県産品がアンテナショップおよび通販ウェブサイトで3割引で購入できる「ふるさと割」を実施中。 対象商品や取扱状況は各店舗で異なりますので、詳しくは岩手県公式ホームページまで。

「岩手県公式ホームページ」(いわての県産品の割引販売を開始しました)

※「ふるさと割」は国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地域消費喚起・生活支援型)を活用しています。

(文/しらべぇ編集部  提供/岩手県

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