上級国民、高い演技力で「オフィスあるある」を克服していた
ビジネス向けアプリケーションで「三種の神器」といえば、Microsoft社が提供している「Word」「Excel」「PowerPoint」の3つ。
社会には、オフィスワークに携わる「一般国民」に対し、これらのスキルを当然のように求めるムードがある。
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■「三種のアプリ」と一般国民
かくして一般国民は、社会への門をくぐるやいなや三種のアプリと格闘することになる。
中でも使用頻度が高い「Excel」はアプリの代表格。 職場によっては初歩からの指導を受けられるところもあるようだが、そうでなければ独学独習するほかない。
それなりのスキルを得るまでは逃げ出すこともできず、習得に悩んだ・悩んでいる人も多いことだろう。困難を乗り越える忍耐と努力もまた、一般国民に求められる当然のスキルといえそうだ。
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■上級国民、演技力で乗り切る
これが「上級国民」ともなると状況が一変。
しらべぇ編集部の調査によると、「Excelを扱えるふりをしているが実は電卓が手放せない」という事実を高い演技力でカバーし、「Excelをスルーしている人」は上級国民層に多い。
一般・上級の両国民を含めた全体の平均では「スルーしている人」が14.4%にとどまる一方、上級国民の平均では21.9%に上る。
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■ 「電卓隠し」は最終兵器
ここでいう上級国民とは、学歴に自信がある人(24.1%)を筆頭に、出世を自認している人(23.2%)、モテる自覚がある人(20.9%)、自分の見た目に自信を持つ人(20.6%)の4タイプ中、少なくともひとつにあてはまる恵まれた国民のこと。
恵まれない一般国民としてはExcelにたけていることを武器に、ここぞとばかり上級国民へ恩を売る作戦に出てよいかもしれない。
あるいは、そっと電卓を隠すという最終兵器を用いることで、上級国民があわてる様子を尻目にほくそ笑んで留飲を下げるというやり方もなくはない。
なお「自分はうそをつくのが上手だ」と考えている人も21.2%が、同じく高い演技力で「Excelをスルー」しているようだ。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名