【死の危険も?】エナジードリンクと栄養ドリンクの違いとは

2016/01/02 18:00

©iStock.com/allanswart
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先月22日、九州の20代男性がエナジードリンクによる「カフェイン過剰摂取」が原因で死亡したことが明らかになった。国内でカフェイン中毒が発覚したのは初めてで、日本中に衝撃が走った。

死亡した男性は複数の手段でカフェインを摂取していたため、エナジードリンクのみが原因ではないと推測されているが、不安を覚えた人も少なくないだろう。

さまざまなメーカーが新商品を生み、コンビニなどでは専門の売り場が設けられていることも多いエナジードリンク。

近年、国民の平均睡眠時間が減少傾向なのに対して、その売上はうなぎのぼりと言われているが、日ごろから愛飲している人はどれくらいいるのだろうか。


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■常飲しているのは12%

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しらべぇ編集部では10代から50代の男女320人に、アンケートサイト「マインドソナー」で調査を行ったところ、全体のお12.5%日常的にエナジードリンクを摂取している結果となった。

「日常的に」のアンケートでこれだけの結果が出るということは、ここぞという時にある程度の量を摂取する人はもっと多いのかもしれない。


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■栄養ドリンクとの違いとは?

栄養ドリンクがビタミンなどを含む医薬部外品であるのに対して、エナジードリンクはカフェインを主成分とする清涼飲料水である点が決定的な違いだ。

また、エナジードリンクには疲労感や眠気を一時的に紛らわす覚醒作用と、糖分によって血糖値を上昇させる効果があるが、過度な摂取は身体に影響を与えるとされている。

心拍数の増加や落ち着きがなくなるなどの症状がみられる場合があるのだ。さらに栄養ドリンクと違い、肝臓の働きをよくするタウリンが入っていないため体内のカフェインを分解しにくい欠点も指摘される。

とはいえ、正しく摂取すればなんの問題もないのもまた事実。用法用量を守って摂取することが、なにより大切だろう。


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■美しい陳列棚の裏側は…

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きれいに陳列されたカラフルな飲料たちはとても美しく、きらびやかだが、「極彩色の飲料を飲むことで無理に働いている人」がいるかもしれない現実は、ブラックな厳しさがあるのかもしれない。

(取材・文/しらべえ編集部・大久保彩乃

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