ブレイク前のたけしやさんまも出演した「大須演芸場」が新装公開


東海地区唯一の寄席である大須演芸場が、リニューアルオープンして話題を呼んでいる。大須観音(名古屋市中区)から歩いてすぐ。商店街にも大きな看板が出ている。

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■きれいになった演芸場

普段は寄席に足を向けない人でも、「正月くらいは…」となる正月興行は、寄席にとって稼ぎ時。大須演芸場もチケットは完売し、開場前から行列ができている。

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二階席やトイレも古い雰囲気は全くない。

 

■リニューアルに至るまで

1965年に始まった大須演芸場は、当初こそにぎわったが、入場客の減少もあって経営危機に陥る。

なじみの芸人らによる特別公演などが行われたものの、根本的な改善には至らず、家賃滞納による明け渡しの強制執行が行われた2014年2月3日で営業を終了した。

その後、建物のオーナー関係者などによる運営母体が新たに設立され、故・初代林家三平の妻で、タレントとしても活躍する海老名香葉子を最高顧問に迎え、昨年9月23日、リニューアルした大須演芸場で、こけら落とし興行が行われた。

 

■3日のプログラムは?

いつもは3,000円の木戸銭(入場料)が、1月1~3日は4,000円にアップ。ただし通常6組程度の出演者が10組に増えている。3日は次の通り。

・寿獅子舞(初音家左吉)
・雷門幸福(落語:名古屋弁講座)
・古池鱗林(講談:瀬戸焼きそば物語)
・オレンジ(漫才)
・初音家左吉(落語:子ほめ)
・旭堂左南陵(講談:勧進帳)
・鏡餅マン(パフォーマー:冷蔵庫漫談)
・雷門獅篭(落語:初天神)
・名妓連(お座敷踊り)
・柳家小ゑん(落語:鉄の男)

気になるのは、パフォーマーの「鏡餅マン」ではないだろうか。

WAHAHA本舗所属の芸人で、正月のため鏡餅マンになったとのこと。オレンジ田中のツイートや雷門獅篭のブログで、鏡餅マンの正体を見ることができる。

 

■どうなる大須演芸場

大須演芸場のフェイスブックによると、リニューアル後の初となった正月興行は成功だったようだ。

ただ3,000円で6組の出演者は東京に比べると確実に物足りない。東京の寄席であれば3,000円なら10組くらいは出演する。出演者が6組程度であれば、木戸銭は2,000円くらいに抑えるだろう。

また大須演芸場の寄席興行は毎月1~10日で、11日以降は貸席がメインとなるが、中日新聞の報道によると、今ひとつ低調とのこと。せっかく再び点った大須演芸場の灯りを何とか維持してほしいものだ。

(取材・文/しらべぇ編集部・県田勢