現役ラッパーが語る『カラオケでヒップホップをうまく歌うコツ』

2016/01/28 17:00

ラッパー
©iStock.com/alexaranda

カラオケでヒップホップの楽曲を歌った際に「コレジャナイ感」を覚えたことはないだろうか? カラオケのモニターに出てくる歌詞通りに歌っていても、原曲とは雰囲気が違ったり、ヒップホップっぽさが出なかったり。

J-POPなどを歌う際にはリズムと音程にさえ気をつけていれば、ある程度様になったりするが、ヒップホップの場合はそうとは限らない。

しらべぇ編集部ではヒップホップの楽曲をうまく歌うコツについて、都内を中心に活動する現役ラッパーに聞いてみた。



 

①ライブ映像やPVを見てアーティストの動きを真似る

ヒップホップアーティストは、歌詞に合わせてさまざまなジェスチャーをします。ライブ映像やPVで、そのアーティストが歌いながらどんな動きをしているかをよく観察しましょう。


動きを真似つつ歌えば、万が一噛んでしまった時にもごまかしがききますし、それっぽい雰囲気も出ます。


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②できるだけカラオケのモニターを見ない

カラオケのモニターは画面に表示された歌詞が「いま歌うところはここですよ!」って感じで色が変わっていきますよね。その色の変化に沿って歌うと、ラップのスピードに合わなくなり、よってラップをする上で大事なフロウ(歌い方)が成り立たなくなることも多い。


なのでできるだけモニターは見ずに歌った方がより原曲に近くなります。


また、たとえば「ビッチどもは」という歌詞がアーティストが歌う際には「ビッチどもぁ」になっているなど、実際にはモニターに表示される歌詞通りに歌われないことも多いので、歌いたい曲を暗記する勢いで聴き込んで、聴こえた通りに歌いましょう。表示される歌詞よりも自分の耳を頼りに!

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③モニターに表示されない「Yeah」や「Oh」も歌う

ヒップホップの楽曲では、前奏や間奏部分でも「Yeah」「Oh」「Ay Yo」、または自分を名前を言うなど、何かしらの言葉を発していることも。

原曲を聴きこんで、それらも忘れずに歌いましょう。かけ声を入れることで、原曲の雰囲気に近づくだけでなく、その後続く歌詞に入るタイミングがつかみやすくなります。


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④サイドMCを入れてもらう

ヒップホップ好きな友達がいる場合に限られますが、自分が歌う際にサイドMC(かけ声や煽りを入れて盛り上げる役割)を頼みましょう。③を代わりにやってもらうようなイメージです。サイドMCが入ることで、歌っている本人の気分も驚くほど盛り上がります。


サイドMCのやり方を学ぶ際には、いろんなfeaturingモノの楽曲を聴いて、ひとりのアーティストが歌うパートに合間にfeatアーティストがどんなかけ声を入れているかを参考にするのがいいと思います。


ジェスチャーを真似たり、カラオケのモニターに頼らないなど、もはやカラオケをするというより、ステージに立つラッパーになりきるつもりで挑まなければいけないようだ。

コツを教えてくれたラッパーが回答の中で何度か言っていたように、まずは歌いたい曲を聴き込むのが大前提なのだろう。

(取材・文/しらべぇ編集部・サ乙

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