「とにかくイケイケ!」トレンディドラマにありがちなこと4選

イケイケだったバブルの時流にのったトレンディドラマ。今考えると、色々と矛盾しているところばかり?

2016/01/30 16:00

画像はポニーキャニオンのスクリーンショット
画像はポニーキャニオンのスクリーンショット

最近は、昔のテレビを簡単に動画サイトやスマホアプリで視聴できる便利な世の中。録画したビデオテープを山のように保存しなくても、ネットで簡単に時代時代の名作を楽しむことができるのは、素晴らしい。

ひと昔前は、録画したビデオテープをビデオデッキの中に入れっぱなしにしてしまい、いざ見ようと思ったらオヤジが録画した番組が上書きされているなんてこともしょっちゅうだった。

便利な世の中で、ふと昔のドラマが見たくなる人も、多いのではないだろうか。特に世の中が好景気で浮かれていた「トレンディドラマ」は今見ると「良い時代だったんだなあ」と感じる。


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■昔のテレビを動画サイトやアプリで見たことがある?

しらべぇ編集部では全国の男女に「昔のテレビドラマを動画サイトやアプリで見たことがあるか聞いてみた。

無題

結果「見たことがある」と答えた人は、32.4%にとどまり、67.6%が「見たことがない」と回答。youtubeやニコニコ動画でも違法ながら昔のテレビ番組がアップロードされているが、縁遠い人が大半のようだ。


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■30代が最も多く視聴

さらに「視聴したことがある」と答えた人を男女・年代別に見てみよう。

無題

もっとも多かったのは30代男性で、次に40代男性と続く。また、女性だけを抜粋すると、30代女性が37.1%でトップで、同じように40代女性が35.3%と続いた。

動画サイトやアプリで昔のテレビ番組をよく見ているのは30代のようだ。

30代といえば子供の頃バブル全盛期で、「ああいう大人になるんだ」と夢見た世代。結局、バブル崩壊や就職氷河期に遭遇し、ことごとく夢を壊されただけに、逆に夢見ていた頃が懐かしくなるのかも。


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■トレンディドラマはイケイケだった

バブルの流れをモロに受けたトレンディドラマはとにかくイケイケだった。主な特徴を挙げてみよう。

①登場人物がやたら広い家に住んでいる

トレンディドラマにドラマに出てくる人々は、20代そこそこで1人暮らしにもかかわらず、やたらと広くおしゃれな家に住んでいる。部屋は片付いていて、生活感のかけらもない。


 ②毎日のように高いレストランやバーでデート

デート場所はおしゃれなバーやレストランで、高そうなワインを飲みながら「君の瞳に乾杯」とかくさいセリフを毎日のように吐いている。もちろん、現代でそのようなことができる若者は少ない。


③恋愛のことばかり考えている

とにかく、年がら年中恋愛のことばかり考えている。仕事中の描写はほどんど無く、残業もあまりしていない様子。「君の瞳にタイホする!」では、登場人物の男性が刑事にもかかわらず、捜査そっちのけで恋愛ゲーム。今なら、「税金で何やってんだ」とお叱りがくるかも。


④基本的にグループ恋愛

基本的に何人かのグループ恋愛で、友達が自分の好きな女と裏でできてしまうなど、ゴチャゴチャになる。トレンディドラマの元祖と言われる「男女7人」シリーズのヒットがきっかけだと思われるが、今見ると非常にいびつに感じ、そんな友達いねえし、と突っ込みたくなる。


バブルの恩恵に預かっていない世代にとっては、夢物語にも見えるトレンディドラマ。しかし、それなりの良さもあるはずだ。たまには名作を振り返ってみるのもいいかもしれない。


(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年12月20日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1353名

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