「全汁」「デッド飲み」「着丼」…ラーメン用語の認知度は?

2016/02/16 11:00

ラーメン

「おいしいラーメンを食べたい」と思ったとき、「食べログ」「ぐるなび」などのポータルサイトや個人のグルメブログなどの「レビュー」を参考にする人は多い。

ところがレビューでしばしば使われている用語には、独特なものが多数。「家系」「デッド飲み」「全汁」「着丼」「あつもり」「ダブルスープ」「粉落とし」「ハリガネ」などいろいろあるが、いずれもラーメンへのレビュー以外ではまず見かけない用語ばかりだ。

これら「ラーメン用語」は、どれくらい認知されているのだろうか。


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■「全て分からない」2人に1人

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しらべぇ編集部の調査によると、先ほど挙げた「ラーメン用語」の意味するところが「8つとも分からない」という人は55.1%。せっかくのレビューも「ラーメン用語」を多用すると、全体の半数以上に中身がよく伝わらないということになりそうだ。

年代別ではシニア世代の状況が最も厳しく、60代では「全て分からない」という割合が72.1%に上った。


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■「家系」分からない、4人に3人

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用語それぞれの認知度では、「家系」(23.9%)と「ハリガネ」(19.8%)が比較的高かった。それでも用語としてポピュラーな部類に入りそうな「家系」でも、意味するところを改めて聞かれると「分からない」人が4人中3人いる。

全汁」(3.0%)、「デッド飲み」(2.9%)、「着丼」(2.3%)に至っては、ほぼ認知されていなかった。

ちなみに「家系」とは、横浜発祥のご当地ラーメンのこと。豚骨しょうゆベースのスープと太いストレート麺が特徴とされる。

「ハリガネ」は、「粉落とし」と共に麺のゆで加減を表す用語。8用語中で最も認知度が低かった「着丼」は、注文のラーメンが手元へ届いた状況を指していう。


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■ラーメン用語の認知はまだまだ

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今や国民食となった感があるラーメンだが、種類や味わい、消費者の好みなどさまざまな面で多様化が進むにつれ、レビューで使われる用語も独自の進化をとげ専門化が進んだといえる。

しかし調査結果を見る限り、「ラーメン用語」が一般的に認知されるには、まだまだ時間がかかりそうだ。

(文/しらべぇ編集部・上泉純

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