【覚醒剤】野村貴仁の姿に衝撃!プロ野球選手の引退後って?

2016/02/17 16:00

©iStock.com/poetic_disorder
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先週、元同僚でメジャーリーグでもプレー経験のある野村貴仁がテレビ番組に出演し、「清原に覚醒剤を渡していた」と発言。

オリックス時代に日本シリーズで松井秀喜を完ぺきに抑え、巨人やミルウォーキー・ブリュワーズにも在籍した野村がモジャモジャのヒゲとうつろにも見える目でインタビューに答えていたことや、ゴミだらけの部屋で生活していることに衝撃を受けた人が多かった。

華やかに見える野球選手だが、引退後の生活については明暗がはっきりしている。解説者や指導者になる選手はほんの一握りで、苦労する選手が続出。なかには犯罪者となってしまうことも。

プロ野球選手の引退後に失望したことがある人はじつは多いのかもしれない。


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■引退後のプロ野球選手に失望したことがある?

そこでしらべぇ編集部がアンケートサイト「マインドソナー」で「引退後のプロ野球選手に失望したことがあるか」聞いてみた。

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結果、全体の39%が「失望したことがある」と回答。プロ野球の打者は3割を超えると一流なるだけに、高い数字と言えるのでは。



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■引退後の成功例は?

覚醒剤や殺人などが犯罪ばかりがクローズアップされているが、引退後異業種に転職し成功を収めている選手もいる。

 ①ジャイアント馬場(読売ジャイアンツ) プロレスラー

高校中退で巨人に入団するものの、気の優しい性格もあり2軍ぐらしが続き、故障をきっかけに引退。その後力道山率いる日本プロレスに入団し、猛烈な練習に耐え日本を代表するプロレスラーとして君臨。


②八名信夫(東映フライヤーズ) 俳優

悪役商会の親分としてドラマで数限りない「ワル」ぶりを見せていた八名信夫は、元々東映フライヤーズの投手だった。投球中に腰を骨折し、親会社である東映の映画俳優に転身。


③松谷竜二郎(読売ジャイアンツ) 会社社長

現役時代は二軍の帝王として活躍するも、右肩の故障で引退。会社員に転身し、2003年から社長に就任。年商は約40億円とのこと。


 ④水尾嘉孝(横浜ベイスターズ) イタリアンシェフ

横浜ベイスターズにドラフト1位で入団し、オリックスなどで貴重な中継ぎ左腕として活躍。引退後、料理人になるため修行を重ね、2010年自由が丘にイタリアン料理店を開業。


⑤加登脇卓真(読売ジャイアンツ) 警察官

高校時代田中将大からホームランを放つなど活躍し、投手として巨人に入団。一軍登場なく引退後、独立リーグでのプレーを経て警察官に転身。現在は警視庁運営のクラブチーム『警視庁野球部』で4番を打つ。


⑥河野博文(日本ハムファイターズ) 農業

現役引退後独立リーグコーチを経て、農業に転身。自身の畑から収穫した玉ねぎ「げんちゃんたまねぎ」や「げんちゃん餃子」を販売するほか、居酒屋の経営にも乗り出す。


プロ野球引退後努力を重ね社会人として成功している人は、すべて一からの出直しを受け入れている。「俺は元プロ野球選手だぞ!」と言うような高慢な態度では、転身に成功しなかっただろう。

現役時代ちやほやされ、莫大な富を得た者ほど、生活レベルを下げることができず、プライドも高いため犯罪に手を染めてしまう。「引退したらはいさようなら」ではなく、なんらかのケアをプロ野球界全体が考えていかなければならないのではないだろうか。

(文・取材/しらべえ編集部・佐藤 俊治

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