『水曜日のダウンタウン』はまだまだ?昔の破天荒番組を振り返る

2016/03/06 16:00

画像は水曜日のダウンタウン公式サイトのスクリーンショット
画像は水曜日のダウンタウン公式サイトのスクリーンショット

茨城県水戸市は1日、2月3日のTBS『水曜日のダウンタウン』内で放送された「水戸黄門の印籠、水戸ならまだ効果あるんじゃないか説」について、BPOに意見書を提出。

番組はタバコを吸う若者に対し水戸黄門役の男性が注意をあたえ、助さん格さん役の男性2人が印籠を見せ、ドラマ同様ひれ伏すかを検証。

この内容が「ヤラセ」にも思えたうえ、ネガティブなイメージを視聴者に植えつけたため抗議が殺到。水戸市が対応に追われることになった。

ネットユーザーからも批判がある一方で「テレビだし目くじらを立てることはないのでは」との声もあり、意見が割れている。

https://twitter.com/axis_dij/status/704801306330812416



 

■テレビ離れが進んでいる

最近はテレビ番組の放送内容についてクレームが入ることが多く、「攻め」の番組を放送することが難しくなり、ドラマ、クイズ、ニュースバラエティなど、各局が似たような内容の番組を放送しているとの指摘が。

TV見ない年代別さらにネットの普及もあり、テレビ離れが加速。全国の男女1600名に「テレビを観ない日」があるか聞いてみたところ、男性陣は20代男性の41.4%を筆頭に各世代で35%から45%程度が「観ない日がある」と回答。

メディアでは「若者のテレビ離れ」が叫ばれているが、調査結果を見るかぎりほぼ全世代でテレビ離れが進んでいるといえる。

この原因は、やはり面白い番組が減少したことにあるのかも。


関連記事:日本のテレビ界は『わたしを離さないで』をどこまで描けるか

 

■現在では絶対に無理な内容も

昭和の時代には、現在では絶対に無理な内容も放送されていた。主なものを挙げてみよう。

①『天才たけしの元気がでるテレビ』 早朝バズーカ

『天才たけしの元気がでるテレビ』で放送されていた、早朝バズーカだ。高田純次や島崎俊郎が寝ている芸能人の枕元を訪れ、バズーカーをぶっ放して起こす。現在なら、抗議の電話が殺到するかも。


②『女だらけの水泳大会』 ポロリ騎馬戦

1980年代から90年代後半までゴールデンタイムに放送されてい番組で、当時のアイドルが水着で登場。一番の見せ場は必ず「ポロリ」がある騎馬戦で、高視聴率を記録。

現在ゴールデンタイムは深夜帯でもポロリはご法度で、「教育上よろしくない」とクレームがくるため、永遠に放送はできないと思われる。


③「進め! 電波少年」 渋谷のチーマーを更生させる

松村邦洋が渋谷センター街のチーマーを更生させる目的で話に行く内容。

チーマーに囲まれ、服を剥がれ暴力を振るわれる模様が放送された。ヤラセ疑惑があるが、詳細は不明。


この他にも現在では考えられない内容の番組が放送されていた。健全化しているとみるか、つまらなくなったと考えるかは人それぞれだが、たまには破天荒な内容の番組も見たいものだ。

(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治

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方法:インターネットリサーチ「Qzoo
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