サイトも電話もないのに売れまくり!仙台の老舗和菓子屋『賣茶翁』

2016/03/07 18:00

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仙台市街メインストリートのひとつ、定禅寺通り。その道一番奥の角を曲がったところにあるのが、和菓子屋「賣茶翁(ばいさおう)」である。


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仙台市民も「知らなかった」「和菓子屋だったの!」

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都市開発が進み、周りには高層ビルや現代的な建物がどんどん建ち並ぶ定禅寺通り界隈。その中で、昔も今も変わらずにその風情を保ち続けている和菓子屋がこちらのお店。

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その道の有名店で、お茶の席で食べる生菓子を製造。昭和初期の1947年創業で、現在まで受け継がれている歴史あるその佇まいは、まるでひと昔前にタイムスリップしたよう。

大通りを歩いていると突然現れる古風な建物に、仙台市民でもそれが和菓子屋だと知らない人も多いようだ。


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情報非公開にも関わらず午前中には売り切れ

9時半開店と同時に、常連客や噂を聞きつけたグルメな客が大勢押し寄せる。なんと午前中のうちに人気の商品は売り切れてしまうという。「3時のおやつに」と行こうものなら、すでに多くの和菓子がなくなっているありさまだ。

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季節によって品揃えが変わり、仙台名物「ずんだ」を用いた「ずんだ羹」もファンが多い。

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店のサイトや電話番号は一切非公開。通販をしていないため、店に直接行かないと手に入らない。

ツウしか知らない仙台きっての老舗和菓子屋は、街並みが変化していく中でもずっと変わらずにその姿を残してゆくことだろう。

【賣茶翁】
住所:宮城県仙台市青葉区春日町3-13
時間:9:30~18:00 (店内飲食は10:00~)
定休日:毎月1、16日

(取材・文/しらべぇ編集部・かずきち

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