「卒業」はクビの言い換え? 石坂浩二・めちゃイケなど事例をみると…

意に反した番組降板を卒業ときれいに言い換えられてはたまらないだろう。

2016/03/13 16:00

石坂浩二

「卒業」とは一般的に、学校の全過程を学び終えることを指す。しかし、芸能界ではレギュラー番組を降板する際に「卒業します」とアナウンスされる。

実際には首きりであることが多く、言葉の言い換えで美化していることから、違和感覚える人も多い。いつからこのような言葉の言い換えが始まったのかは不明だが、芸能界以外の身近なところでも行われているのだろうか?


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■「卒業」という名の首きりにあったことがある?

そこでしらべぇ編集部では「卒業」という名の首きりにあったことがあるか否かを調査してみた。

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結果、各世代で「ある」と答えたのは1%から6%程度にとどまり、ほとんどの人はそのような経験がないことが判明。やはり一般社会では「卒業」はあくまでも学業を終えることであり、職をやめることとは直結していない。


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■過去の卒業劇は?

過去の不可解とも思える卒業劇を振り返ってみると…

①石坂浩二(なんでも鑑定団)

テレビ東京『開運なんでも鑑定団』にレギュラー出演していたが、番組内で一言も発しないことが多く騒動になり、スタッフ側との確執が表面化する事態に。

結局、番組開始時から出演し続けていた石坂は3月をもって卒業。しかし、実際はもめ事が表面化したため、番組から降ろされたものと思われる。


②三中元克(めちゃイケ)

めちゃイケのメンバーオーディションに素人として合格し、番組にレギュラー出演。2016年、三中が芸人になったことをきっかけに再オーディションが開かれ、不合格となり、番組を卒業することに。

一部からその処遇に批判が集まったが、岡村隆史が三中の素行不良を暴露するなど、出演者やスタッフからの評判が悪く、首きりだったとの説が有力。

真相は不明だが、三中が卒業と感じているかは疑問。


③岡本夏生(新婚さんいらっしゃい! )

片平なぎさの後任として老舗番組のレギュラーの座を掴んだ岡本だが、4年程度で卒業。その後、『平成教育委員会』など次々にレギュラーを卒業させられ、仕事がない状況に。

再ブレイク後本人が語ったところ番組収録の日に別の仕事を入れてしまい、それが原因で降板させられ、それが全局に派生したとのこと。ただしこれは本人のネタとの説もあり、詳細は不明。

どちらにしても、到底卒業といえるものではなかったよう。


④逸見太郎(TOKYOMX)

TOKYOMXの月から金の帯番組『5時に夢中』の司会者を務め、土曜の『5時に夢中サタデー』、日曜のパ・リーグ応援番組『これからはパ・リーグだ』の生放送に出演。休みのないMXの顔となっていた逸見太郎だが、2012年に突如全番組から卒業。

降板後のスケジュールが空であることを告白し、実際に番組終了後テレビ番組での露出が減っただけに、干されての降板だったのではとの声がある。しかし真相が明かされていないため、一切不明。

現状をみると、やはり納得しての「卒業」とは思えず、なにかあったのではないかと思われる。芸能人としては、意に反した番組降板を卒業ときれいに言い換えられてはたまらないだろう。

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)

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