「ずんだ餅」だけじゃない!東北人がこだわるお餅の食べ方

2016/03/16 10:30

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餅と言えば焼いてしょうゆをつけ、海苔巻きで食べる磯部焼きが一般的だが、東北では他にさまざまな餡や納豆、きなこなどに入れて餅を食べる習慣がある。

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餡は東北地方の定番の枝豆をつぶしたずんだの他、つぶ餡、こし餡、くるみ餡、ごま餡など色とりどりの餡が使われる。

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■ご当地グルメ

正月には、焼いた餅をお湯に一度入れてから、各自取り分けて、それぞれ好みの餡や具をかけて食べるのだ。もちろん正月の定番栗きんとんも餅にかける餡になる。お正月の贅沢な食べ方だ。

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餅の専門店に行くと定番のずんだの他、つぶ餡、こし餡など、たっぷりの餡に埋まっている餅を買うことができる。下の写真はもち処木乃幡の杵つき餅。

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木乃幡では凍天(しみてん)というドーナツ生地に包まれた草もちも販売されており、発祥の地である福島県と震災で移転した宮城県でも県民食として親しまれている。中がもちもち、外はふんわりの食感が楽しめる。

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また、凍天の姉妹品でモッチェロスという細長い凍天もある。

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こちらは衣がよりカリッとしている。

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■大人気のおはぎ!

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また、彼岸が近づくとおはぎ(ぼたもち)が店頭に出回るが、宮城県ではずんだおはぎもメジャー。宮城県ではお彼岸になると、おはぎ目当ての渋滞で店のあたりが大変なことになる「秋保おはぎ」が有名だ。

こちらのお店ではずんだはラインナップにないのだが、餅同士の境目がわからなくなくなるくらいびっしりの餡にくるまれた秋保おはぎは食べ応えのある一品である。

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秋保おはぎには納豆おはぎもあるが10月から5月までの販売で夏場は販売中止される。東北人はもちが見えなくなるくらいたっぷりの餡などでくるんだもちが大好きなのだ。

なお、木乃幡のもちは福島県と宮城県にある実店舗での販売のほか、昨年からホームページでの通信販売が再開されている。秋保おはぎは宮城県の秋保温泉街にある「主婦の店・さいち」というスーパーで売られている。

(写真・文/しらべぇ東北支部・ヤス)

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