【目からウロコ】日本人は使いこなせていない!?奥深いLEDの話

提供:京セラ

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先日、世界的に著名な照明演出家の豊久将三先生に照明の光の重要性についてさまざまな話を伺う機会があった。

その際、記者が、いや、日本人の多くがいかに光・照明に無頓着な生活を送っているのかを痛感し、実は照明でずいぶん人の気持ちは変わるものだと理解できたので、ここにその一部を紹介しておこう。

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「光は、音と並んで人間の身体に一番大きな影響を与えます。だから大切にしなければなりません。

 

光の色合いや明るさの違いによって、イライラしたり和んだり、やる気や集中力が出たり無気力になったりと、人間の気分や心理の色々な部分に「光」は影響を与えるのです。

 

たとえば、赤っぽい光は照度を落としても心地いいと感じますが、白っぽい光は照度を落とすと強い嫌悪感が生まれます。

ですからヨーロッパでは、リビングにしてもデフォルトで設置されている照明器具を使わない人が多くいます。

 

さらにヨーロッパでは自宅の建設を行うときには建築家と一緒に照明家も呼ばれることがあります。

 

そして1カ月ほど生活を共にし、間取りや家具の配置と一緒に、オーナーとなる人がどのような光で空間を作ることを望んでいるのかを見極め、照明を決め、家づくりをスタートさせます。

 

それくらい、光というのはヨーロッパの人にとって重要な生活要素のひとつなのです。」

 

仕事・勉強のやる気や集中力を高めるためには明るく白っぽい光。また自宅のリビングなど心を穏やかにしたい場合には、白熱電球に近い落ち着いた赤っぽい光が向いているそうだ。

大事なことは、その場所の目的や求める雰囲気に応じて光にこだわること。

ただ、豊久先生の話にもあるように、日本では自宅でも、店舗でも、そこまで光の質を意識して生活している人は少ない。。けれども、そんな日本でも「光の質」や「正しくモノを照らすこと」にこだわって開発されたLED照明製品があるという。

それが、京セラの超高演色LED CERAPHIC®だ。

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CERAPHICRが発光する仕組み|

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一般的に主流となっているLED照明は、青色LEDを黄色の蛍光体にあてて色を作るという方法をとっている。

それに対しCERAFIC®は、モノや人を単純に明るく照らすだけでなく、「正しく照らす」ことにこだわり開発されたLED照明だ。

シングルチップ方式で、京セラ独自開発の紫色LEDと、赤・緑・青色蛍光体を調合することで太陽光に近い自然な灯りや、ろうそくの灯りに近い光を作り出すことに成功している。

そしてその質の高いLED技術は当然ながらプロに好まれ、たとえば京セラはこれまでにルイスポールセンのペンダントランプ「PH5」や「PH50」専用のLEDを彼らと共同開発し、機能的で美しい光を生みだすのに一役買ってきた。

また京セラは、超高演色LED CERAPHIC® の色の高い再現力を活かし、文化財を美しく照らしたり、手術室で術野を照らす手術灯を提供してきた。

さらに今後はその特性を活かし、車体工場においてボディの細かい傷をチェックする塗装検査や、野菜や植物を育てる植物工場のLED照明にも導入が検討されており、その活躍場は今後さらに大きく広がりそうだ。

リーフレタスの育成比較実験ビデオ(栽培期間33日の後半14日間を撮影)

 

ここまできて言えることは、今まで光に対し無頓着に生活していたが、光の質は自分の生活に大きく影響を及ぼすのだからもう少し丁寧に向き合いたいということだ。またあくまでもその「光の質」にこだわり、開発を続けている京セラの今後に期待したい。

 

取材詳細はこちら

京セラ 超高演色LED 「CERAPHIC」

取材協力:照明家 豊久将三(とよひさ しょうぞう)

最新のテクノロジーを使った光の表現を主に行う。ニューヨーク近代美術館での「CONTEMPORARY JAPANESE TEXTILES」展における光ファイバーを使用した照明で世界的な評価を得る。

現在までに根津美術館や国立国会図書館・関西館をはじめ、国内外の美術館・博物館などの展示照明とともに、ラグジュアリーブランドのブティックにおいてファサード照明や店内の空間照明などを手掛けている。

(取材・文/しらべぇ編集部 提供/京セラ

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