トイレ界激変か!立ちション対策まで考えられた新型トイレ

2016/03/22 10:00

トイレ博士・佐藤満春です。

またしてもトイレ界が激変するか?というニュースです。
LIXILの記者発表会に私、佐藤が記者として参加してきました。

会場の雰囲気はこんな感じです。

IMG_7136

記者発表は1時間ほどで終わります。
流れは、

・担当者の方が新型サティスについてお話
・質疑応答
・フォトセッション
こんな感じです。

さて、気になる内容はと言うと・・・

LIXILのタンクレストイレ「サティス」の新商品発表会だったわけなんですが、今回の新型が、何かといろんな技術がたくさん盛り込まれてまして、見所たくさんでした!

トイレ
こちらのコラムでも発表しましたが、
LIXILは、2月にも「アクアセラミック」という防汚の新技術を発表したばかり。

今回の新型サティスはその「アクアセラミック」を標準仕様したタイプとなり、陶器の表面を特殊加工することで汚れ自体がつきにくく、水の力で汚れを浮かすことができる、というもの。

注目ポイントは全部で3点ありまして、1点目は水流についてです。水の流れは大きく変わることになりました。最近のトイレは「節水」を大きく進めていく傾向にあり、各社とも節水タイプのトイレを発売しています。

水の量を減らした上で、その少ない水で強い勢いで水を流していかないといけないわけで、各社の研究が進んでいます。今回の新サティスは、吐水口を3つ配置したパワーストリーム洗浄を搭載しています。

トイレ
便器の便座側に吐水口

タンクレスタイプのトイレの多くは水を出す吐水口は1か所です。少ない水量で勢いのある水流を作るには1か所から強い勢いで水を出すことがよしとされてきました。(最近は2口も主流です)

しかし、それでは水の勢いは途中で弱くなる一方であることは間違いありません。そこで、今回のサティスでは吐水口を3か所にすることで、3か所から同時に均等に水の勢いをつけて水流を起こすことができます。これは革命でした。

続いて2点目。臭い対策です。使用時に発生するニオイを鉢内でガードする「エアシールド脱臭」と呼ばれる技術で
脱臭機能と言うと吸い込み口から悪臭を吸い込むイメージですが、今回のサティスには送り込む送風口がついています。
なぜ? という方も多いと思いますが、理由がまたすごい!

エアカーテンの技術を応用し、ニオイを吸い込む口と風を送り込む口を作り、鉢外にニオイが漏れることをガードするとともに、鉢内にこもるニオイを強制的に吸い込み、脱臭するというもの。

続いて3点目。男性の着座放尿率(座っておしっこをする人の割合)がおよそ4割。増えたとはいえ、まだ6割の人は立っておしっこをしています。

立っておしっこをすることで、水滴が飛び散り、かなり汚れることになるわけですが、3点目はそのケアがうまくできています。どうするかというと、泡によるクッションを作るんです。

溜水面に水に洗剤をバランスよく含んだ泡を敷き詰めることで、クッションにして、飛び跳ねを防止します。
というようなトイレ改革となる新商品の説明がありました。これ以上トイレが綺麗になると、僕がTVなどでトイレ掃除の説明をする仕事が無くなりかねないので、業者の方には少しだけそのあたりも考えていただけたらなあと・・・。(僕の仕事を奪わないでください!とは言いたいけど言えない・・)

そして、質疑応答の時間、トイレ博士は無事に、質問をできたのか??

続きは後半で!!

それではまたどこかのトイレでお会いしましょう

ジャー

(文/どきどきキャンプ・佐藤満春

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