箸タワー必見!難波駅「南海そば」のあんかけそばが新感覚
先日仕事の為大阪へ。時間に余裕があったのでここぞとばかりに大阪の立ち喰い蕎麦屋を巡ったので何週かにわけて「大阪の立ち喰い蕎麦事情」を書こうと思います。
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■うどん文化の大阪に立ち喰い蕎麦屋が存在するのか!?
関東の人間からすると大阪の人は蕎麦ではなくうどんを主に食べるというイメージがある。なので勝手に立ち喰い蕎麦屋というのは存在しなく立ち喰いうどん屋に蕎麦も置いてあるという店がほとんどだと思っていた。
初めて大阪を電車で移動して自分の考え方が偏見だった事がわかった。駅の改札の中に「そば」を看板にした立ち喰い蕎麦屋、いわゆる「駅そば」がチラホラとあったのだ。
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■南海電鉄経営の駅そば「南海そば」
新大阪駅から御堂筋線なんば駅で下車、徒歩数分したところに南海線難波駅がある。その改札内に「南海そば」がある為に入場券購入。
改札に入りすぐに南海そばを発見。店頭の券売機に目をやる。
「値段が安いっ!きつねそばがなくてきざみそばだ!」大阪の立ち喰い蕎麦屋に来たのが初めてだったので券売機を見て興奮。そんな中気になった「梅あんかけそば」350円を購入して店内へ。
店に入ると割り箸をかなりの高さに積んだ箸タワーが目に入る。立ち喰い蕎麦屋でアルバイトをしていたからわかるがこの技術はかなり凄い。一度やってみようと思って失敗した事を思い出す。大阪の人を楽しませる文化が生んだ賜物である。
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■トロトロ熱々「梅あんかけそば」実食
数分後到着。黄色い玉子が入ったトロトロのあんの上にに赤い梅干しと青ネギ。彩りがそばらしい(素晴らしい)。
トロトロのあんの中から麺をたぐり啜る。麺は黒めで柔らかい。トロトロのあんが絡まったその麺は優しい味。
梅を崩す。優しいその味に梅の酸味と塩分がきいて美味しさアップ。
箸を進めていき驚く。この「あんかけそば」、つゆの上に「あん」がかかっているのではなく「あんかけ」自体がつゆでありその中に蕎麦が入っているという事なのだ。なので最後の最後までトロトロ熱々のあんが絡んだ蕎麦が楽しめるのだ。
完食。旨かった。食べ終わった頃は顔は汗でビショリ。
あんかけそばだったので関東のつゆと関西のつゆの違いの事を確かめる事が出来なかったがそれは次の記事で紹介します。
名物箸タワーを見ながら体に良さそうなあんかけそばをを食べに「南海そば」に行ってみてはいかがでしょう。
啜るか啜らないかはあなた次第です。
南海そば 難波2F店
大阪府大阪市中央区難波5丁目1番60号 南海なんば駅2階中央口改札内
070-5664-5147
(文/三拍子・高倉)