新手のイタリアン?話題の「バスタ新宿」を旅のプロが斬る
2016/04/04 19:30
本日4月4日、新宿駅南口に「バスタ新宿」が開業した。同駅周辺に点在する19ヶ所の高速バス発着所やタクシー乗り場が集約された国内最大のバスターミナルである。
1日あたりの発着本数は最大1625本となり118社もの運行会社が名を連ねる。全国39都道府県300都市を繋ぐ巨大ネットワークの誕生とあって、世間の反応も大きい。
新宿駅周辺に分散していたターミナルがバスタ新宿に集約された結果、1つのターミナルでこれだけ多彩なバスを見ることのできる幸せを噛み締めています!(笑) これはまた夜に来ないとね〜♪ pic.twitter.com/TRjNROWELR
— SL男@10/24,25 仙台 (@SL_otoko) April 4, 2016
■スタバ? パスタ? いやバスタ!
複雑化していた新宿の交通機関が一堂に会し、乗り換えもスムーズになることが期待される。ところが、この「バスタ新宿」という独特なネーミングに違和感を覚える人も。
なかにはパスタを連想するツイートも目立つ。
バスタ新宿とスタバ新宿とパスタ新宿(徒歩30秒)4枚目はスタバとパスタの間から見るバスタ pic.twitter.com/XSfIuSoQ9Z
— うMM'えMM'ぽMM'ん@6M4T (@kaorurmpom) April 1, 2016
国土交通省が2015年10月から一般公募で集った1733タイトルの中から、決定した理由は
・直感的にバスターミナルを理解できる
・ バスが星(スター)のように各地に放射する
・ 「バス&タクシーキャブターミナル」の略
とのこと。
関連記事:女子に聞いた「男子の部屋にあると嬉しいもの」ランキング!1位は衣類消臭剤
■旅行代理店関係者が語るバスタの魅力とは?
完成後、いち早く現場へ訪れた大手旅行代理店関係者は、今後に期待もこめて少々辛口に魅力を語ってくれた。
「まず、アクセスがいい。JR新宿駅南口改札出て正面、横断歩道渡ればすぐそこ。3Fがタクシー、4Fがバス乗り場、エスカレーター乗ればすぐ到着するシンプルさもいいかなと。
だけど、コンコースや、待合室が狭すぎる! とくに、乗り場マップのところが狭苦しいので、いろんな人が集まると通れなくなるかもしれない。
もし海外からの観光客や大荷物の人がスーツケース引いてきたら、後がつまって全然ダメ…。お洒落なゾーンもあるんだけど、バスターミナルなんだから、もうちょっと飲食店なども充実させたら…とは思う。
とはいえ、新宿の高速バスの乗り方は難しかったから、集約した点は評価できます」
隣接する「JR新宿ミライナタワー」には、女性を中心に大人気のブルーボトルコーヒーなども出店。交通の拠点としてだけではなく商業施設としても大きな経済効果が期待できる。
(取材・文/しらべぇ編集部・大木亜希子)