あなたの会社はブラック企業?苦しんでいるのは20代と40代か

悩む男
mamahoohooba/iStock/Thinkstock

過度な残業やパワハラ、コンプライアンス違反や低賃金など、違法な状況が常態化した会社は「ブラック企業」と呼ばれる。2012年からは『ブラック企業大賞』も発表され、 選定されたことで大きく評判を落とした企業も少なくない。

流行語として定着した観があるこの言葉だが、実際に今ブラック企業で働いている人は、どれくらいいるのだろうか?




 

■「ブラック企業」勤務率は男女で同じ

しらべぇ編集部は、全国20〜60代の働く男女747名を対象に「自分が勤めている企業・組織はブラックだと思うか」を調査。本人の自覚ベースではあるが、その結果は…

ブラック企業1

男女ともおよそ2割が「ブラックだ」と回答。個別のケースはあるはずだが、全体として男女どちらかがより厳しい労働環境に追い込まれているわけではなさそうだ。


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■20代、40代が苦しい?

ところが世代別で集計すると、苦しんでいる人たちが見えてきた。

ブラック企業2

全体平均を上回ったのは、20代と40代のみ。このふたつの年代はおよそ4人に1人が「ブラックな会社で働いている」と自覚している。

若手世代と中間管理職に、業務や責任が集中していることを意味しているのかもしれない。

40代以降この割合は漸減し、60代になっても現役で働いている人ではおよそ1割まで低下。すでに「逃げ切った世代」である可能性もあるが、今は大変な職場でももう少し耐えれば徐々に楽になる…ということならいいのだが。


ブラックな職場に直面したとき、耐えるか、逃げるか、組織を変えようと立ち向かうか。

選ぶのは人それぞれだが、辞めることも決して後ろ向きな選択肢ではない。転職する人をつなぎ止めるためには、ブラックな企業も体質を変える可能性があるからだ。

(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

qzoo調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名

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