今アメリカで熱いクラフトビール!醸造所で飲む絶品体験
日々刻々と移り変わるトレンド。アメリカの中でもとくにリベラルな地域では、今はローカルなものが愛される傾向がある。
これは、その土地でしか味わえない食や文化を重視するということ。そして、クラフトビールもそのひとつだ。
チェーンスーパーのビール売り場でも、地元に根ざしたビールの品揃えが豊富。ニューヨーク州各地のブリュワリー(醸造所)のビールが幅広くセレクトされている。
しかし、ビールはスーパーで売ることでしか手に入らないわけではない。ブリュワリーへ直接行って味わうことも可能だ。
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■ビール好きの憩いの場を提供
ボストンの中心地から車で10分ほどのチェルシーという街に『Mystic Brewery』はある。
ここでは気軽にサクッとビールを飲むことができるので、イメージとしてはカフェのようなものかもしれない。昼間から気が向けば車をちょっと走らせてビールを飲みに行く。この手軽さが、アメリカ人にとって魅力なのだ。
店内にある大きなカウンター。ここでビールを注文する。飲めるビールの数もあまり多いわけではなく、厳選されたものが載っている様子だ。
ちなみにこの写真に写っているビールは、Saturationと呼ばれるもの。フルーティな爽やかさの中にもビール独特の苦味があり、のどごしが素晴らしい! 苦すぎないので、ビール初心者の人にもおすすめだ。
なお、このコップのサイズで1杯あたり8ドル。日本の居酒屋と比べてしまうと、どうしてもお高く感じてしまいそうだが、後悔はしないはずだ。
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■凝ったインテリアも楽しめる
店のインテリアも興味深い。ただビールを飲むだけではなく、空間を楽しむことができるのもブリュワリーの魅力である。
■ルールは守って飲もう
一方で注意点が2つある。1つは必ず身分証明証を持っていくこと。そしてもう1つは飲み過ぎないことだ。
日本ではお酒を買う時に、身分証明証の提示を求められないことが多い。しかし、アメリカではいくら見た目が大人でも、ほぼ100%と言ってもいいくらいで「ID, please.」と言われる。無論、IDとは身分証明証のことだ。
このように厳格なチェックがある背景には、21歳以下の飲酒が厳しく取り締まられていることがある。もっとも、外国人である我々はパスポートの顔写真が印刷されているページを出せばOK。そこで誕生日の確認をされる。
そして、飲みすぎにも注意だ。とくに車を運転してきた時はビール一杯までの飲酒が許されることが多い。日本のルールとは少し違うものの、そこは郷に入っては郷に従え。カジュアルに楽しむのが無難だ。
(取材・文/しらべぇ編集部・yuki abe)