将棋電王戦は棋士が完敗!雪辱を期して羽生名人が出陣へ

スポーツ

2016/05/25 21:00

画像は『叡王戦』公式サイトのスクリーンショット
画像は『叡王戦』公式サイトのスクリーンショット

21日から2日間、比叡山延暦寺で人間代表の山崎隆之八段とコンピューター代表のPonanzaが将棋で対局する「将棋電王戦二番勝負」の第二局が行なわれ、118手でPonazaが勝利。これで対戦成績を2勝0敗とし、勝ち越した。

対局後の記者会見では、谷川浩司日本将棋連盟会長が「棋士側の完敗」を口に。人間が「チャレンジャー」となることを認めざるを得ない結果になった。


■いいところなく完敗

第一局の雪辱を期して対局に臨んだ山崎八段は、事前研究を元にした対Ponanza用の作戦を採用せず、自分の納得できる持ち味の自由な戦型を選択。

しかし、終始劣勢を強いられる展開になり、中盤からジリジリとリードを広げられ、投了。ほとんどいいところがなく、完敗だった。初日の来場者数が85万人を記録するなど高い注目を集めていたが、人間側にとってはかなり厳しい現実をつきつけられた形である。

対局前の調査でも7割がPonanzaの勝利を予想していたが、残念ながらその下馬評を覆すことができなかった。

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■羽生善治名人が28日開幕の叡王戦に参戦

電王戦終局後の記者会見では、来年の電王戦出場者を決定する「叡王戦」の開催と出場者が発表になり、前年度辞退の羽生善治名人がエントリーされていることが明らかになった。

9日の記者会見で対コンピューター戦について「近々なんらかの発表があると思います」と話していた同氏だが、その真相は挑戦者を決定する棋戦への参加だったわけだ。

叡王戦は28日から開幕し、段位別に予選を行なう。そしてそれを勝ちぬいた者が、決勝トーナメントに進出。上位2名が決勝三番勝負を行い、人間の代表者を決定する。

羽生名人は現役最強棋士で、現在四冠王であることから優勝にもっとも近い存在。山崎八段が完敗だっただけに、「羽生にリベンジしてほしい」と考えている人は多い。


■ファンからはさまざまな反応

電王戦の結果や羽生名人の叡王戦参戦について、ファンに聞いてみると…

「山崎八段は事前研究よりも棋士としての感覚にかけたのだと思います。それが山崎八段の棋風なので仕方ないかなあと思うのですが、やっぱりそれが通用する相手じゃなかったってことなんでしょうね」(30代女性)

「とにかくPonanzaが強すぎたという印象です。山崎八段の自由で定跡にとらわれない指し回しはコンピューター将棋向きかなと思ったのですが、まったく通用しなかった。やっぱり将棋ファンとしてはショックでした」(20代男性)

「羽生さんが叡王戦に参加を決めたのは、純粋に強い相手を求めてのことだと思います。そういう決断をしたことは、素直に嬉しい。ぜひコンピューターと対局して、勝ってほしい。人間最後の希望です」(40代男性)

現役最強棋士の羽生の参戦に、思うことはそれぞれのようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)

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