指輪物語ファンが漫画家に激怒「ゴブリンやオークは変質者じゃない」

2016/05/28 07:30

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『指輪物語』は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の原作となった、イギリスの作家J・R・R・トルーキンによる世界的に有名なファンタジー超大作。

日本でもファンの多い作品だが、そんな指輪物語を愛する者のひとりである男性が、オークやゴブリンを描く最近の漫画家に激怒しているようだ。

いったいそれはなぜなのか? 彼に話を聞いてみると、記者に詳しく怒りの内容を語ってくれた。


■ファンが怒る理由

「日本の同人作家や漫画家がファンタジー作品を描くときに登場するゴブリンとオークは、なぜあんなに性欲が強すぎるんですか? 単なる変質者じゃないですか!


だいたいね、日本のオークは醜い種付けのことしか考えてないブタみたいな感じだけど、本当のオークは残忍で獰猛な性格で、見た目はハルクをちょっと痩せさせて牙を生やした感じなんですよ。


それに漫画のオークは弱すぎです! 『人間の女騎士に無双されるが罠にしかけて勝つ』ってパターンばかりですが、オークは罠は使わないし無双するにはドゥネダインの英雄・アラゴルン並の超人でなければ無理です。人間ならいくら強くても1匹が限界でしょう。


あと、女騎士が『くっ…殺せ』と言ってから凌辱するお決まりの流れもありえません。勝てる状態になったら殺せなんて言われるまえに斧で間違いなく殺されてます。


ゴブリンも本当は賢く社会を持った種族で、一般的には邪悪に描かれますが物語によっては正義の味方の場合だってあります。なのに日本だと必ずスケベな小鬼になるのはなぜなんですかね?


それに決定的なのは人間とオークのハーフのような『半オーク』も確かに存在するんですが、何らかの妖術で作られたという説が一般的であり、子作りをしているといった描写はほとんどないはずです。


文句ばかり言ってしまいましたが、日本の作品でも『灰と幻想のグリムガル』はローファンタジーながらもゴブリンにリスペクトを持った作品だと感じました。


もうひとつ、最近漫画になったライトノベルの『ゴブリンスレイヤー』もまだ少ししか見てませんが、ゴブリンが性獣のような描写がなければいいと思います。とにかくゴブリンとオークをスケベキャラにしないでほしいんです!」


確かに彼の言うとおり、指輪物語には人間とオークの最上位である『ウルク』を掛け合わせた『ウルク=ハイ』という種族があるが、これは魔法使いサルマンが妖術で作り上げたもので、交尾により生まれたものではない。

純粋なファンタジー作品ファンからすると、そこに登場するキャラクターであるオークとゴブリンが変質者のような働きをするのは見るに堪えないということだろう。すべてがそういう物語ではないにせよ、あまりファンからは快く思われていないようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ロバ耳太郎

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