オバマ大統領の広島訪問 日本人はどう評価したか

歴史は彼にどのような評価をあたえるのだろうか。

2016/05/30 21:00

アメリカ・ホワイトハウス

27日、アメリカのバラク・オバマ大統領が被爆地広島県を訪問。平和記念公園で献花したのち、「広島、長崎が核戦争の夜明けとして知られる未来ではなく、私たち自身の道義的な目覚めとなる未来」などと演説。

さらに、被爆者2人と対面し、握手と会話を交わした。アメリカの現職大統領が広島を訪れるのは史上初で、歴史的にみて意義のある出来事ではないかとの声も多い。



 

■評価する声も

https://twitter.com/negawa/status/736412917453705216

一方で「謝罪がなかった」「過去のことを度返ししすぎている」などの批判もあるようだ。


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■オバマ大統領の評価は史上最悪?

「Change」「Yes, we can」をキャッチ・フレーズにアメリカ国民から「変革」を期待されて大統領職に就任した同氏だが、その評価については意見がわかれるところ。

アメリカ・キニピアック大学が2014年に実施した「第二次世界大戦後で最悪の大統領は誰だと思うか」という調査では、オバマ大統領が戦争に明けくれたと批判されるジョージ・ブッシュ氏を抑え1位となっている。

では、日本国民の評価はいかほどなのか。しらべぇ編集部では「バラク・オバマ大統領は有能だったと思うか」聞いてみた。

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結果、「思う」と答えたのは4割で、6割が「有能ではない」であると感じていることが判明。変革を掲げながら、目に見えた変化を与えられなかったことや弱腰な外交政策などが日本人の目からみても期待外れで能力がないと感じるのかも。


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■日本国民は8年の働きをどう評価するのか?

日本国民に今回の訪問やオバマ大統領の評価を聞いてみると

「ジョージ・ブッシュ氏の失政によっておこった100年に1度の不況といわれたリーマン・ショック後に就任し、経済を崩壊させないよう尽力したわけですから、それだけでも大きな功績だったと思います。無能な大統領なら、世界の経済が崩壊する可能性もありましたよ」(40代男性)

「対中国の弱腰外交に象徴されるように、外交が下手くそだなという印象です。平和主義といえばそれまでだけど、日本としては中国に脅威を感じている状況ですから、もう少し強く出てほしかった」(30代女性)

オバマ大統領は今年で2期8年の任期を終え退任する。歴史は彼にどのような評価をあたえるのだろうか。

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)

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広島調査大統領バラク・オバマ
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