富士山がムリなら富士塚へ！由緒正しきパワースポットをめぐる

どうも、地図地理芸人の火災報知器・小林です。

富士山に登りたいと思ったこと、一度はあるでしょう。何を隠そう私も登りたいけど登ったことのない人の1人です。富士山は1年のうちに登れる期間が限られています。7月1日が山開きで9月10日までのおよそ2か月間しか登ることが出来ないのです。

登れる期間が短いから、遠いから、大変そうだから……そんな、色々な理由で気がひけている方に朗報！　都内で富士山に登れるスポットがあるのです。

■ミニチュアの富士山　「山開き」は間近

名前は富士山ではなく富士塚といいます。富士塚とは江戸時代、富士信仰にもとづき、登りたくても登れない人のために、富士山の溶岩を運んで積み上げ、浅間神社を祀った人工のミニチュア富士山のこと。

本物の富士山同様、登山道や鳥帽子石などを設けて、ここを登れば富士山を登ったのと同じ御利益があるとされていた、由緒正しき塚なのです。現在もパワースポットとして多くの人が登りに来ています。

そんな富士塚で今回は千駄ヶ谷駅から5分くらいの所にある千駄ヶ谷富士を紹介します。

千駄ヶ谷富士塚は東京都内に現存する最古の富士塚。登山道は全部で4つあり、道中は熊笹で覆われています。7合目には身禄像が安置され、グッと富士登山に気持ちも近くなる。

なお、ここの標高はおよそ7ｍなので本家の540分の1ほどのスケール。登頂時間はわずか1分！

山頂には奥宮がありここでお参りもできるし、何よりも眺めが爽快。7mだからとあなどる事なかれ、気分もリフレッシュできるし本当におすすめです。立派な登頂記録もいただけるので、気分は本当に富士登山。

富士山の山開きは7月1日ですが、ここ千駄ヶ谷富士の山開きは6月3日。昔、富士山の山開きが6月にあったことから6月になっています。その日は大々的にイベントをやるので6月3日は是非千駄ヶ谷富士塚へ！

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（文／小林知之・火災報知器）