ハリセンボン・春菜のキャスター就任 いまだに納得できない人の言い分

視聴者の要求は複雑。不満の声はどうしても出てしまうようだ。

2016/05/31 17:30

ハリセンボン・近藤春菜

今や、ニュース番組での芸人キャスターは珍しいものではない。『スッキリ!!』(日本テレビ)の加藤浩次や『NEWS ZERO』(日本テレビ)のピース又吉直樹、『ひるおび!』(TBS)の恵俊彰など、例を挙げると枚挙に暇がない。

「親しみやすい」「おもしろい」「同じ目線で語ってくれる」など、多くのメリットがあったからこそ、今のように普及したといえるが、一方でそのような風潮に対し、疑問を持つ人もいるという。


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■反対なのはそこまで多くないが…

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しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1378名に調査を行なったところ、「お笑い芸人がニュース番組の司会をするのを見るとムカつく」と回答したのは全体のおよそ4人に1人。割合としては、賛成の人のほうが多い計算になる。


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■メイン視聴者? 中高年が反感

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しかし、年代別で見ると、テレビ局にとっては看過できないデータも。年代が上になるにつれ、芸人のキャスター起用に疑問を感じる割合が増えていったのだ。

若者のテレビ離れが叫ばれる昨今、メインの視聴者層はもはや中高年であると言っていい。その彼らの4割近くが「ムカつく」と答えた結果は、マーケティング的には重要なポイントである。


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■春菜に納得できない理由とは

なぜ、彼らの起用に不満を持つのだろうか? しらべぇでは都内在住の50代の男性に話を聞いてみた。彼いわく、「とくにハリセンボンの近藤春菜は見ていられない」とのこと。

「春菜さんはもともと私も好きでした。頭の回転がはやいし、バラエティでも一言で笑いをとれる。でも、『スッキリ!!』に出ていると、どうもコメントの薄っぺらさが目立つというか…。


政治的な知識もないし、特別学力があるわけでもない。なにより、自信のなさが現れていて、キョロキョロしている。でも、あんまり笑いに走るのもできてない感じ。見ているこっちがドギマギしてしまいます(笑)


それに、政治に詳しくない人をあえてキャスターに据えている制作サイドにもムカつく。たしかにそのほうが視聴者ウケがいいのかもしれないけど、『若者=政治に無関心」というイメージを植え付けることにつながりかねません。


討論番組でも無知な若者が老人の見識者に話を乞う形の番組は多くありますが、政治に詳しい若者だってたくさんいますよね? 『政治に詳しい=格好いい』みたいな形のほうがいいと思うんですけど。まあ、本格派な番組じゃないから仕方ないのかな」


辛辣な意見だが、ところどころ納得できそうな部分もある。さまざまなことを考慮してキャスティングしているのは間違いないが、視聴者の要求は複雑。不満の声はどうしても出てしまうようだ。


(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1378名(有効回答数)

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