「うんこ」と「うんち」はどちらが汚そう? 医学的には…
「こ」と「ち」で与える印象の違いとは…。
「大便」、日常生活ではむしろこう呼ばれることのほうが珍しい。一般的な呼び名は、「うんこ」か「うんち」だ。
どちらも排便するときの「うーん」といきむ声が語源という説があるが、「こ」と「ち」で与える印象の違いはあるのだろうか?
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1378名を対象に調査を実施した。
■8割以上は「うんこのほうが汚い」
うんことうんちを比較したところ、より汚い印象を受けるのは「うんち」と答えた人は1割強。ほとんどの人は「うんこのほうが汚い印象」と回答した。
「うんち」という言葉は幼児に対して使用することも多く、結果的にややかわいい印象を与えるのかもしれない。
関連記事:インド人に「カレーを見てうんこを想像する?」と聞いてみた
■医療現場ではどう違う?
では、検便などでうんこ・うんちを扱うことも少なくない医療の現場では、どう呼ばれているのだろうか。しらべぇライターで現役内科医である青木マダガスカル先生に聞いたところ…
「うんちもうんこともに俗語ですので、医学的には『便』でしかないと思います。ぼかしてドイツ語でKOT(コート)と呼ぶことはあります。
ただ、小児科や女性看護師は「うんち」を使うことが多いようです。消化器科の先生のみ「うんこ」と言うことが多いと言っていました」
とのこと。医学的な違いはないが、女性や子供は 「うんち」のほうが親しみやすいようだ。こうした幼児体験が「汚さイメージ」にも影響している可能性がある。
子供っぽく見られてしまうリスクはあるものの、どちらかと言えば「うんち」と呼んだほうが無難なのかもしれない。
・合わせて読みたい→食べてる時に「うんこの話」をされると嫌な物ランキング
(取材・文/しらべぇ編集部・盛山盛夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代男女1,378名(有効回答数)
(文/しらべぇ編集部・盛山 盛夫)