3Dプリンタで再現された真田幸村の兜のクオリティが凄い
兜飾りとしても人気の高い真田幸村と徳川四天王の1人、榊原康政公の兜。この伝統的な兜が鉄や木、革を使わずに最新技術の3Dプリンタで蘇った。
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■朱色で鹿の角が印象的な真田幸村の兜
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■大きな剣が特徴的な榊原康政公の兜
兜を制作したのはミライス株式会社だ。instagramに製作途中の写真がアップされているので紹介したい。写真では本物の兜のようにしか見ない。本当に3Dプリンタで作っているのかと疑ってしまう…
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■兜はどうやって作られたのか
兜に関する画像や書籍を参考に、一からデザインしたとのこと。3Dプリンタは「Elephas」を使用し、細部まできれいに再現されているのだが、ミライスさん、ここから更に精度を上げていく…。
この時点で見た目の質感は本物の鉄兜のようだ。材料は3Dプリンタで高強度用によく用いられるPLAの「PolyMax」を使用したとのこと。3Dプリンタで造形してから特殊な表面処理と彩色を施している。 ミライスさんに苦労した点を伺ったところ「3DCADや3Dprinterで造形したっぽくならないようにしたところですね」と話をしてくれた。
真田幸村と榊原康政公の兜は東京ビックサイトで2016年6月22日から24日まで開催中の設計・製造ソリューション展 テクノソリューションズブースで展示されている。実物を見てみたい方はぜひ、会場に足を運んでみてはいかがだろうか。
(文/しらべぇ編集部・桜庭康人)