春風亭昇太が大河ドラマで今川義元役に大抜擢! ファンから期待の声

落語で培った表現力が、どのように演技に活かされるのか注目される。

2016/07/14 20:00

落語家の春風亭昇太が来年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で今川義元役を演じることが発表され話題に。

2014年の『軍師官兵衛』で名もなき伝令役、翌年の『花燃ゆ』でもチョイ役として出演している昇太だが、『笑点』の司会者就任とともに大河ドラマでも大抜擢された。

異例の出世はまさに「下克上」で、今もっとも波にのっている落語家との声も。




 

■今川家の復権に意欲

昇太の演じる今川義元は、武田信玄や織田信長が恐れるほどの力を持ちながら、戦力で劣る織田軍に桶狭間で首を取られたことなどから、ドラマでも間の抜けた大名として描かれることが多かった。

しかし、『おんな城主 直虎』では井伊家を悩ます恐怖の存在として登場するようで、今川家のイメージを覆すような物語になるそう。

同じ静岡県出身で、歴史に精通している昇太は、制作発表会で今川家への愛を口にしたうえで、「義元公のイメージがあまり良くないのが残念。今作で誤解の多い今川家の復権に期待したい」と意欲を燃やす。


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 ■視聴者を満足させることができるか?

桂歌丸のあとを受け『笑点』の司会者に就任した昇太だが、スタートから視聴率が好調なうえ、そのテンポのいい仕切りも評価が高い。

ちなみにしらべぇ編集部による調査でも、昇太の司会ぶりを「期待はずれ」と感じている人は2割程度で、概ね好評価をえていることがデータとしても裏付けられている。

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だが、大河ドラマとなると話は別。

とくに今川義元役は『徳川家康』の成田三樹夫、『武田信玄』中村勘三郎(当時勘九郎)、『功名が辻』江守徹、『風林火山』谷原章介とそうそうたる俳優が演じているだけに、それ相応の演技力とインパクトが必要になることは間違いない。


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 ■大河ドラマファンに聞いてみると

大河ドラマファンに聞いてみた。

「大河ドラマの今川義元というと、個人的には『武田信玄』の中村勘三郎を思い出します。強大な権力と公家かぶれでつねに人を下に見ているような「驕り」を忠実に再現していて、本物もこうだったのかなと想像させるものでした。これを超えるのは、なかなか難しいかと…。


作品のテイストがどのようなものになるのかわかりませんが、個人的には昇太らしさの入った義元になるといいなあと思います。さすがに『座布団持っていて』とはいえないでしょうけど、これまでになかった今川義元像をみせてほしいです」


落語で培った表現力が、どのように演技に活かされるのか注目される。


(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1171名(有効回答数)

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