スマホ代も払えず音信不通に 「貧困新社会人」の実態とは


©ぱくたそ

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厚生労働省の調査では、平成27年度の大学卒の男女の平均初任給は20万2千円。手取りにすると16万円ほどになる。ここから家賃や光熱費、飲食代、飲み会代などを差し引くと毎月ぎりぎりの生活を強いられることに。

学生時代は時間さえあればアルバイトに勤しむことができることや、親族からの仕送りがあるため、意外と生活面での苦労を感じないかもしれない。しかし、社会人になるとそうもいかなくなる。

また昨今はボーナスがない会社もあるため、昇級のない社会人生活1年目は厳しい生活を強いられる人もいるのだ。

貧困な新社会人の実態とはどんなものなのか? しらべぇ取材班は、彼らに話を聞くことができた。

 

①もやし料理など格安レシピが得意技

「給料日の1週間前はとにかく金欠な生活が、1年ほど続いています。そのため格安レシピが得意となりました。

 

10円で購入したもやしを炒めて醤油をかけた『もやし丼』や、パンの耳を焼いた『フレンチトーストもどき』、ご飯に醤油とラー油をかけた『ラー油丼』などです。

 

大変に聞こえるかもしれないですが、楽しいものですよ」(20代男性)

 

②スマホ代が払えなくて不通に

「営業マンで外回りが多いので、メールチェックやお客様からの電話など頻繁にスマートフォンを利用します。スマホ代は最優先で確保すべきですが、先日どうしても料金が払えず月末は不通になってしまいました。

 

会社のほうに『携帯に出ないけど何かあったのですか?』と問い合わせがきていたようです。ちょうど誕生日だったのですが、誰からのメッセージも見られず…3日後に返信をしていました」(20代男性)

 

③奨学金の支払いもありキャバクラ勤め

「私は地方から出てきており奨学金の支払いもしなくてはいけないので、いつもお金に困っています。会社も傾いてきて給与支払いの遅延も始まっています。次の転職が決まるまでですが、キャバクラに勤めており昼も夜も仕事をしていて身体が疲れ果てています。ここからどう抜け出せばよいのでしょうか」(20代女性)

 

昇給もなかなかないこのご時世。皮肉にも、新社会人になってからお金で苦労することもあるようだ。ただ将来的に給与を上げられるかどうかは、20代の働きぶりにかかっている。貧困してでも頑張った経験が活かせる日が来るであろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季

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